和モダンな家の外観3選！おしゃれな家づくりのポイントについても解説

新築住宅では、純和風やモダンとは違い、和に新しいテイストを取り込んだ「和モダンの家」に人気があります。

和モダンの家の外観は、自然や日本の街並みによく馴染み、親しみやすいデザインです。

この記事では、和モダンな家の外観づくりを解説します。

当社のおしゃれな和モダンの家の施工事例も参考にしてください。

和モダンな家の外観とは？

日本の伝統的な家屋の外観は、立派な瓦屋根のどっしりと重厚感のあるたたずまいが特徴です。

「和を家に取り入れたい」とはいえ、伝統的な和の家は避けたいという方も多いのではないでしょうか。

和モダンの家なら、和の風情を取り入れつつ、現代的でおしゃれな外観の住まいになります。

【施工事例3選】和モダンな家の外観

こちらでは当社の和モダンな家の施工事例をご紹介します。

和のテイストに馴染む「色使い」「窓の形」「外構」などを参考にしてください。

事例1：二階建ての和モダンの家

外壁や屋根など外観をベージュや黒、茶色の色でシンプルに仕上げた住まいです。

屋根の素材や形で、全体が和のテイストにまとまっています。

広い屋根には太陽光パネルを設置し、省エネ対策も万全の和モダンの住まいです。

また、リビングの大きな窓から、庭の景色が一望でき、家の中にも開放感があります。

事例2：広い軒のある平屋

グレーと黒でまとめた外観に、明るい茶色の柱がアクセントになったおしゃれな平屋です。

広く長い軒下は和モダンの家の特徴でもあり、多少の雨が降っても屋外で快適に楽しむことができます。

また、自然光がたっぷり差し込む明るいリビングで、暖炉のある風情のある暮らしを実現しています。

事例3：和風の外構が引き立つ家

建物だけでなく、外構も合わせてトータルで和モダンの外観になりました。

門や塀、庭の植栽選びも、和を引き立てる大事なポイントです。

植栽には背が高くなりすぎないものを選ぶと、広々とした庭が演出できます。

また、玄関ドアは格子戸の引き戸を採用し、柔らかい光が玄関に差し込みます。

和モダンな家の外観づくりの4つのポイント

家の外観を和モダンのテイストにするには、いくつかのポイントを押さえておかなければなりません。

「シンプルな色使い」「屋根の形や素材選び」「自然素材の活用」「室内との一体感」の4つのポイントを参考にしてください。

ポイント1：色使いをシンプルにする

和モダンの家の外観には、さまざまな色味がありますが、黒やグレー、茶色やベージュなどがベースとなっています。

黄色や赤などはっきり主張する原色を避け、明るさを減らして少しくすんだ色合いを選ぶのがポイントです。

色の明度を下げることで自然に溶け込み、和のスタイルが引き立ちます。

ポイント2：屋根の形や素材にこだわる

和風の家は、建物がシンプルな形をしており、直線的な外観デザインが特徴です。

そのため、屋根の形によって、その和風の家に立体感を生みだし、モダンな印象を与えることが可能です。

和モダンの家に選ばれる屋根の形には次のようなものがあります。

・切妻（きりづま）屋根：二面でつくる三角屋根

・寄棟（よせむね）屋根：頂上から四方向に流れる屋根

・片流れ（かたながれ）屋根：一方向に傾斜のある屋根

また、瓦のほか、金属のガルバリウム鋼板や化粧スレート、ハイブリッド瓦など屋根の素材選びも和モダンの外観づくりで重要です。

ポイント3：自然素材を活用する

和を印象付けるこだわりの自然素材も外観づくりに役立ちます。

例えば、玄関前の石畳や、モミジやナンテンなどの植栽などをパッと見ただけで「和」の印象を受けるのではないでしょうか。

また、玄関に木製の引き戸や、格子のある玄関扉を設置すれば、家の外観に落ち着きが生まれます。

木材や石材など自然素材を活用することで、モダンな建物と自然が一体化し、グッと和の魅力が引き出されます。

ポイント4：室内との一体感をつくる

和モダンの家の外観は、室内と屋外の一体感も重要です。

大きな屋根で家の外観に視覚的な立体感を与えるだけでなく、軒下ができ外と内をつなぐ快適なスペースになります。

軒は強い日差しや雨をさえぎり、多少天候が悪い時でも屋外の環境で過ごすことができます。

また、土間のほか、縁側やデッキを設置する間取りもおすすめです。

屋外と屋内が行き来しやすい動線を確保し、広く開放的な空間で季節を感じながら暮らせます。

和モダンの家づくりの注意点

和モダンの家の外観づくりでは、長く快適に暮らすためにいくつかの注意点があります。

ここでは「メンテナンス性」「プライバシー性」「断熱性能」の3つの注意点を参考にしてください。

メンテナンス性を重視する

家は何十年と住み続けるもの、生活する中で家の外観も劣化します。

そのため、住み始めてからのメンテナンスについても新築時に考慮しておかなければなりません。

とくに和モダンの家で多く使用される木材や石材など自然素材の耐久性は十分に確認しておきましょう。

自然素材を選ぶ際には、その素材の色味や質感に加えて、耐久性やメンテナンスの頻度、メンテナンス費用についても考えてください。

耐久性のある自然素材を選べば、築年数がたっても良い状態を保ち、メンテナンスコストを下げられます。

プライバシーを守る工夫をする

和モダンの家では、外の自然とのつながりを重視しますが、家族のプライバシーを守るために十分な配慮をしなければなりません。

大きな窓のある開放的な住まいは、住宅が密集した場所では、外からの視線が気になりリラックスできないからです。

外からの視線をさえぎるには、植栽や格子窓、塀などを活用する方法があります。

開放感とプライバシーのバランスを考え、開放的な空気を感じながら、外から内が見えにくい環境をつくりましょう。

断熱性能を重視する

和モダンの家を快適な住まいにするためには、外観に加えて住宅性能も重要なポイントです。

開放感を重視した家には大きな窓などが設置されますが、開口部から熱が出入りし、快適な室温を保てないからです。

そのため、断熱性の低い家では、エアコン効率が悪くなり、冬には寒く、夏には暑い家になります。

また、断熱性の低い家は暑さや寒さだけでなく「光熱費がかかる」「冬に結露が発生する」「家の建物が劣化する」などデメリットも多くあります。

開口部の断熱性を高めるためには、アルミサッシより樹脂製サッシがおすすめです。

さらに、ガラスにペアガラスやトリプルガラスなど複層ガラスを採用したり、二重窓を設置すると断熱効果がグッと高まります。

窓の大きさ、配置などにも工夫して断熱性を高め、室内環境を整えると快適な和モダンの家が実現します。

おしゃれな和モダンの家で快適な暮らしをしよう

今回のコラムでは、和モダンの家の外観づくりについてご紹介しました。

おしゃれな和モダンの家の外観は、色使いや屋根選びが大切です。

また、自然素材を上手く取り込めば、落ち着いた和のイメージに仕上がります。

メンテナンス性やプライバシー性にも十分配慮して、快適な和モダンの家づくりをしてください。

木の花ホームでは、長年の建築経験や豊富な技術をもとに、住みやすい家づくりをご提案しています。

栃木に根ざし、土地を活かした高品質な家づくりをしています。

注文住宅のマイホームをお考えでしたら、大工が支える木の花ホームにぜひ一度お気軽にご相談ください。