子育て中にはたくさん個室が必要ですが、子育てが終わると個室を持て余します。
1.5階建て住宅なら、子育て後も家を最大限活用できます。
平屋よりもコンパクトな土地に家を建て、部屋数を確保したいという方におすすめです。
この記事では、1.5階建て住宅のメリット・デメリットを解説します。
間取りの工夫や外観づくりについても参考にしてください。
この記事のポイント
- 1.5階建て住宅のメリット・デメリットを解説します。
- 1.5階建ての間取りの工夫をご紹介します。
- 1.5階建てのおしゃれな外観の施工事例をご紹介します。
1.5階建てとは?平屋との違い

1.5階建て住宅とは、生活の中心を1階におきながら、コンパクトな2階に収納や子ども部屋を設ける住まいです。
建築基準法では、2階建ての住宅に分類されます。
1.5階建て住宅は、平屋よりも狭い土地に建築でき、土地や基礎のコストを抑えられるのが魅力です。
基本は1階で平屋のような暮らしをしつつ、家族のプライバシーを守り、子育て世帯でも快適な暮らしができます。
1.5階建てのメリット・デメリット

1.5階建て住宅には、平屋プラスαのメリットがあります。
一方で、建築コストや冷暖房効率などのデメリットには注意が必要です。
1.5階建ての3つのメリット
1.5階建て住宅には次のようなメリットがあります。
メリット1:平屋のように暮らしやすい
1.5階建て住宅は、メインの生活場所は1階です。
二階建てほど上下階の移動が必要なく、ワンフロアで暮らせます。
そのため、家事の効率もよく、将来高齢になっても安心して暮らせる住まいです。
メリット2:コンパクトな土地でも建てやすい
平屋を建てるには広い土地が必要となり、良い土地が見つけにくいという悩みがあります。
1.5階建て住宅であれば、平屋と同じ延べ床面積であっても、コンパクトな土地に建築可能です。
そのため、都市部など立地の良い場所も選びやすくなります。
土地面積を抑えながらも広い空間を確保できるのがポイントです。
メリット3:開放感のある空間を作ることができる
1.5階建て住宅なら、吹き抜けやスキップフロアを取り入れ、天井が高く開放感のある間取りづくりができます。
また、大きな収納にロフトを検討される方も多いでしょう。
平屋にもロフトは設置できますが、平屋のロフトには窓の設置や天井高が1.4m以内という制限があります。
1.5階建て住宅なら、1.4mの制限がなく、より高さを活かした使いやすい空間づくりが可能です。
1.5階建てのデメリット
1.5階建て住宅は、間取りや断熱性については十分検討しなければなりません。
また、家のデザインによってはコストが高くなるため、注意が必要です。
デメリット1:間取りの工夫が必要である
1.5階建て住宅は、平屋と同様に収納計画をしっかり立てなければなりません。
小屋裏収納やロフト、階段下収納などを活用し、十分な収納量を確保しましょう。
また、暮らしやすい住まいにするためには、キッチン、洗面所、トイレなどの水回りをまとめた間取りがおすすめです。
さらに、二階建てほど部屋数を確保できないため、子ども部屋を仕切るために可動式間仕切りなども活用してください。
そうすれば、子どもが自立した後は、趣味の部屋や収納スペースとして活用できます。
デメリット2:建築コストが高くなる可能性がある
上下階の形がそろった総二階建ての住宅よりも、1.5階建て住宅の方が施工費が高くなる場合があります。
建物の構造が複雑になり、建材費なども高くなるためです。
1.5階部分の活用を抑え、吹き抜けを最小限にしてシンプルな設計をすることがコストダウンのポイントです。
デメリット3:冷暖房効率が悪くなることもある
高さのある吹き抜けや勾配天井を採用すると、空間が広くなり、暖房や冷房の効率が落ちます。
また、1.5階部分にロフトを設置すると、熱がこもりやすく夏は暑くなるでしょう。
冬は暖房効率が落ち、寒さを感じやすくなる可能性もあります。
快適な住まいにするためには、高性能な断熱材や窓ガラスなどを採用してください。
天井にシーリングファンをつけるなど空気を循環させる工夫も必要です。
1.5階建ての間取りの工夫

1.5階建て住宅は、生活のメインの1階部分とコンパクトな1.5階部分を最大限活かすことが大切です。
ここでは、収納力、開放感、暮らしやすさを実現する間取りの工夫をご紹介します。
ロフト付きリビングの間取り

生活の中心の1階にLDK、主寝室、水回りを集約します。
吹き抜けをリビングに設置し、1.5階にロフトを設ければ、子ども部屋や収納に活用可能です。
子ども部屋に活用する場合には、将来的に使い方を変更できるよう間仕切りの工夫をしてください。
また、ロフトに固定階段を設置するか、ハシゴを採用するかによって利用できる1階の床面積が変わります。
スキップフロアのある間取り

収納を重視する間取りなら、1階リビングの一角をスキップフロアにすれば、下に大きな収納スペースを確保できます。
スキップフロアには、コンパクトなワークスペースや予備室を設置可能です。
予備室は、将来的には書斎や子ども部屋にも活用できます。
インナーガレージ付きの間取り

車などの趣味のスペースを重視するなら、1階にインナーガレージのある間取りもおすすめです。
1階にLDKや水回りのほか、インナーガレージを配置。
インナーガレージの上の1.5階に、子ども部屋や収納、書斎を設ける間取りです。
インナーガレージを設置する場合には、生活スペースに排気ガスの匂いなどが入り込まないよう工夫をしてください。
また、シャッターや車のドアの開閉音、エンジン音が生活スペースに響くこともあるため、防音対策が必要です。
【施工事例】1.5階建て住宅の外観

1.5階建て住宅は、屋根の形によって、さまざまなバリエーションの外観デザインができます。
片流れ屋根や切妻屋根、寄棟屋根、陸屋根など屋根の種類を組み合わせてモダンな外観づくりが可能です。
ここでは、当社の1.5階建て外観デザインの施工事例をご紹介します。
シンプルモダン

1階部分にも1.5階部分にもフラットな陸屋根を採用しています。
直線的なフォルムでスタイリッシュな外観になりました。
明るいグレーの外壁と窓枠のホワイトがエレガントな印象です。
また、1階には大きな窓や広い軒を設置し、快適な住環境が実現しています。
1.5階部分には縦長の窓をバランスよく配置し、モダンな印象を与えます。
ナチュラルモダン

1階、1.5階に陸屋根を採用し、立体感のあるどっしりとした外観です。
明るいブラウンやホワイトの色でまとめ、柔らかい印象を演出。
玄関ドアや植栽、周囲のフェンスなど自然素材をアクセントとして活用しました。
また、縦長や横長、正方形の窓をバランスよく配置し、ナチュラルでおしゃれな外観です。
和モダン

明るいグレーとホワイトのツートンの外観です。
濃いグレーの寄棟屋根を採用し、重厚感のある落ち着いた和モダンな住まいになりました。
3つ並んだ1.5階の縦長窓がアクセントになっています。
縦長窓や横長窓が和風の住まいをモダンでおしゃれに演出しています。
1.5階建て住宅でシンプルなちょうど良い暮らし
今回のコラムでは、1.5階建て住宅のメリット、デメリットをご紹介しました。
1.5階建て住宅は、平屋よりも小さな土地を活用し、家族で快適に暮らせる住まいです。
子どもたちが自立した後でも、夫婦二人で平屋のような暮らしができます。
屋根の種類にも注目し、おしゃれな外観の理想の家づくりをしてください。
木の花ホームでは、長年の建築経験や豊富な技術をもとに、住みやすい家づくりをご提案しています。
栃木に根ざし、土地を活かした高品質な家づくりをしています。
マイホームをお考えでしたら、大工が支える木の花ホームにぜひ一度お気軽にご相談ください。