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木材について知ろう!第11話「匠 乾太郎のこだわり」
栃木に根差して100年以上の木の花ホームが送る、お家ができるまでの豆知識のご紹介!
「木材について知ろう!」
今回は第10話、木の花ホームが採用している『匠 乾太郎(たくみ かんたろう)』についてもう少し詳しくご紹介していきます!
早速ですが『匠 乾太郎』には、前回紹介した芯持ち材の他にもこだわりがあるんです✨
それは、背割りが無いということです!今回はこれについて詳しく説明させてください😊
まず前提として、芯持ち材には背割りを入れる必要があります。
背割りとは、芯持ち材を乾燥させるときに発生する「割れ(背割り)」を防止・軽減するために、見えない背の部分に、丸鋸を使って樹心に達する割れ目をあらかじめつくることをいいます。背割りを入れることで、木の中心部の水分がすばやく蒸発し、他の面の割れが発生しにくくなるんです。
じっくり乾燥させたらゆっくり収縮して割れないのではないか・・・?
と思いますが、これが必ず割れてしまうものなのです😢
理由は、木材の柾目(木の半径方向)は一般的に2%ぐらい乾燥収縮しますが、板目(木材の 接線方向)はその2倍の4%ぐらい乾燥収縮する性質があるためです。
なので、これらを防ぐためにはどうしても割れ目を入れなくてはなりません。
簡単に言うと、背割りを入れることで余計な割れを無くしているということになります🙆
業界では表面割れも内部割れも、極端でなければ強度に問題はないとは言われてはいるのですが、何年も住む家となると、割れている柱が使用されていては不安ですよね・・・。
実際にお家を建てる上で、柱に割れがあって大丈夫なのか・・・?等の不安も耳にします。
そんな不安を少しでも減らすため、木の花ホームでは独自に開発された乾燥技術によって背割りを無くすことに成功した『匠 乾太郎』を採用しているのです!
(↑『匠 乾太郎』は、一般的なヒノキ材よりも含水率を大幅に低下させることで、木材の強度を低下させたり、経年によって歪みや亀裂の原因となる背割りを無くすことができています)
お家を建てる上で、木材の特性を知っていることは安心材料にもなりますね!
「木の風合いを活かした家を建てたい!」と思っている方はこのような木の特性などを調べてみるととても面白いと思います✨
次回は『匠 乾太郎』ができるまでの過程をご紹介します!
お楽しみに~!
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