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無垢の家で後悔する4つの理由|メリットや長持ちさせるポイントも解説

木目が美しい無垢の家はあこがれの住まいではないでしょうか。

使い込むほどに色味や肌触りに愛着がわき、家族の大切な資産になるでしょう。

ただし、無垢の家は、自然素材のデメリットにより後悔するケースもあります。

この記事では、無垢の家で後悔しやすい理由や長持ちさせるポイントを解説します。

この記事のポイント

  • 無垢の家で後悔しやすい4つの理由を解説します。
  • 無垢の家のメリット・デメリットをご紹介します。
  • 無垢の家を長持ちさせるポイントをご紹介します。

無垢の家とは?

無垢の家とは、天井や柱、フローリングなどに無垢材を使用した家です。

自然素材に囲まれた家は、温かみのある落ち着いた空間になります。

一方、無垢材は天然木から取り出せる量が限られ、大量生産できる集成材より建築費用がかかります。

新築で家を建てるなら、費用や劣化など無垢材で後悔しやすい点も十分に検討しておかなければなりません。

無垢の家で後悔しやすい4つの理由

無垢の家を建てる際には、事前にデメリットについても検討しておくと安心です。

無垢材には、新築時のコスト面や、劣化のリスクなどデメリットがあるからです。

ここでは、無垢の家で後悔しやすい4つの理由を参考にしてください。

理由1:コストが高い

無垢材は一本の木から取れる量が少なく貴重な建材であり、一般的に集成材や合板に比べて新築時の建築コストがかかります。

スギやヒノキ、ナラやパインなど無垢材にはさまざまな種類があり、それぞれコストも異なります。

色味や硬さ、使用量などに加えて、コスト面で後悔しないよう樹種を十分に検討してください。

また、無垢の家のコストは、施工に高い技術力が必要となり施工費用も高めになります。

理由2:劣化しやすい

天然素材のデメリットとして、無垢材は傷がつきやすい点には注意が必要です。

ちょっとしたものを落とした衝撃でフローリングが凹んだり、傷がついたりします。

また、子どもの食べこぼしやペットのよだれ、水滴などがシミやカビになったり、フローリングが水分で膨らむ点には注意してください。

シミやカビ、フローリングの変形をそのままにし見た目の悪さから、無垢材の家を建てたことを後悔する例もあります。

理由3:変形しやすい

無垢の家では、季節の温度や湿度によって、木材に反りやねじれなどの変形や割れが生じる可能性があります。

また、冬の乾燥でフローリングが収縮し「すき間にゴミやホコリがたまる」「床を歩くたびに音が鳴る」などのストレスを感じるかもしれません。

さらに、無垢材は、熱で変形しやすいため、床暖房やホットカーペット、こたつの使用が制限されます。

無垢の家で後悔しないために、使用したい暖房器具についても事前にしっかり考えておきましょう。

理由4:害虫リスクがある

無垢の家は、シロアリやダニなどの害虫リスクにも注意しなければなりません。

シロアリ駆除のための薬剤を散布しても有効期限は5年ほど、継続的な防蟻対策が必要です。

シロアリが繁殖し、家の構造部に穴が空いたり、建材がスカスカの状態になると家の耐震性にも影響するからです。

家の構造部が害虫で劣化すると大規模な修繕が必要となり、無垢の家にしなければ良かったと後悔しかねません。

とくに湿気の多い床下や洗面所、お風呂場、古い畳の下などを定期的に点検しましょう。

無垢の家の4つメリット

無垢の家には自然素材のもつ温かみや性能など、たくさんの暮らしのメリットがあります。

「素材」「調湿作用」「耐久性」「健康面」の4つのメリットを参考にしてください。

メリット1:自然素材が楽しめる

無垢の家では、家の中で自然素材ならではの風合いや香り、質感を楽しむことができます。

また、直射日光による変色で後悔する例もありますが、経年による色の変化を味わうことも天然素材の楽しみの一つです。

2つと同じものがなく、個性的で味わいのある住まいになります。

メリット2:調湿作用がある

天然木から切り取り、含水率などを適切に管理し乾燥させた無垢材は、家の中の湿度を一定に保つ調湿作用を持ちます。

暑い夏には無垢材が家の中の湿気を吸収し、冬場の乾燥する時期には放出して湿度を調整するのです。

そのため無垢の家では、夏場でも床がべたつくことがなく、さらりとした肌ざわりが魅力です。

メリット3:耐久性がある

木材の水分量を適切に管理し、乾燥させた無垢材は高い強度があります。

木材の含水率が15%〜20%であればシロアリなど害虫の発生を抑え、変形もしにくく耐久性が期待できるからです。

また、集成材や合板のフローリングは、10年〜20年ほど経つと経年劣化で剥がれなどが発生します。

一方、適切にメンテナンスすれば、無垢材は30年以上たっても美しい状態です。

表面の傷などもけずり落とすことができ、再びキレイな状態に戻すことが可能です。

定期的にメンテナンスを行い、良い環境を保つことができれば無垢の家は耐久性の高い住宅と言えます。

メリット4:健康被害が少ない

集成材や合板は木材を接着剤で貼り合せたものであり、接着剤の化学物質が健康に及ぼす被害で後悔するケースを考えなければなりません。

揮発性の化学物質ホルムアルデヒドなどにより空気が汚染されるとシックハウス症候群のリスクがあるからです。

シックハウス症候群には、頭痛や吐き気、めまいなどのさまざまな健康被害があります。

一方、無垢材では接着剤をほとんど使用しないため有害物質のリスクを抑え、小さなお子さんがずっと床をハイハイしていても安心です。

無垢の家で後悔しないためのポイント

無垢の家で後悔しないためには、いくつか押さえておきたいポイントがあります。

ここでは「定期的なメンテナンス」「業者選び」についてご紹介します。

定期的にメンテナンスをする

無垢材をいつまでも良い状態で保つには、定期的なメンテナンスが欠かせません。

ほったらかしでは、木材の経年劣化が進み、無垢の家を後悔することになりかねないからです。

普段の簡単な乾拭きのお手入れに加えて、年に数回は無垢材の表面にワックスやオイルを塗ることをおすすめします。

表面をコーティングすることで、小さな傷や汚れ、シミなどの対策になります。

また、表面にできた傷も定期的に業者に依頼してメンテナンスするといつまでも良い状態を保つことが可能です。

実績豊富な施工会社を選ぶ

無垢の家では、木材の特性を理解し、技術力のある施工会社を選ぶことをおすすめします。

無垢材の建材は適切な樹種選びや、含水率の管理がとても大切だからです。

また、木材の膨張・収縮にも考慮して施工しなければならず、技術力のある職人でないと施工できません。

さらに、室内の通気性を高めるため適切な換気設計も重要です。

そのため、無垢の家を建てるなら、建材選びから施工までトータルの実績を持つ業者を選んでください。

【施工事例】温かい無垢の家

無垢の家は、見た目や触り心地によりリラックスできる住まいです。

また、建材の質感や色味によってさまざまな幅広いデザインを楽しめます。

ここでは、木材を活かし温かみのある当社の施工事例を参考にしてください。

優しい色合いの空間

フローリングや天井の木材、クロスやカーテンで明るい空間を演出しています。

一年を通して、素足でも心地よく、子育てにも安心の環境です。

また、広い面積で無垢材を使用し断熱性能が高く、快適な住空間を保てます。

力強い梁見せ天井の家

天井や梁、フローリングや扉などにふんだんに木材を使用しています。

力強い梁が印象的で、日常の騒がしさから離れ落ち着いた空間になりました。

天然の一枚板のテーブル家具とも好相性で、品格のあるお部屋に仕上がっています。

木材の特性を活かして快適な家づくりをしよう

今回のコラムでは、無垢の家づくりで後悔する4つの理由をご紹介しました。

無垢の家は、天然素材の風合いを楽しめる、落ち着きのある人気の住まいです。

ただし、自然素材の特性を理解していないと快適な空間にはなりません。

無垢材のメリット・デメリットを考慮し、家族が安心して暮らせる理想の家づくりをしてください。

木の花ホームでは、長年の建築経験や豊富な技術をもとに、住みやすい家づくりをご提案しています。

栃木に根ざし、土地を活かした高品質な家づくりをしています。

注文住宅のマイホームをお考えでしたら、大工が支える木の花ホームにぜひ一度お気軽にご相談ください。

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