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【注文住宅】おしゃれなL字型平屋の間取り|メリット・デメリットについて解説

おしゃれな平屋は、住み心地が良く、人気があります。

ただし、平屋は家族の人数によっては、間取りの工夫が必要です。

L字型平屋の間取りであれば、4人家族でも快適に暮らせます。

ここでは、L字型平屋の間取りのメリットやデメリットを解説します。

注意点についても参考にしてください。

この記事のポイント

  • L字型平屋の間取りのメリット・デメリットをご紹介します。
  • L字型平屋の家づくりの注意点を解説します。

L字型平屋の間取りとは?

L字型平屋とは、建物をL字に配置した間取りの平屋です。

正方形や長方形の整形地だけでなく、三角形や五角形など不整形地の土地活用にも利用できます。

30坪、35坪〜の敷地があれば、家族4人で暮らせる快適な平屋づくりが可能です。

また、建物ごとに屋根や外壁のデザインを変更できるのも、L字型平屋の魅力です。

フラットルーフと片流れ屋根を組み合わせる、外壁を違う素材にするなどの工夫ができます。

デザイン次第で、ほかとは一味違ったおしゃれでモダンな外観づくりができます。

L字型平屋の間取りの3つのメリット

L字型平屋の間取りは、二つの建物をつなげた構造によりいくつものメリットがあります。

ここでは「中庭の設置」「室内環境」「プライバシーの確保」を参考にしてください。

メリット1:中庭を設置できる

L字型平屋の間取りなら、二つの建物に挟まれた空間に中庭やウッドデッキを設置できます。

リビングから中庭を見渡せるため、視覚的な広がりを感じ、室内空間が広く開放的になるでしょう。

また、中庭では子どもが気軽に遊んだり、ガーデニングを楽しんだりもできます。

お好みの植物を中庭で育てれば、一年を通して部屋の中でも季節を感じながら暮らせるでしょう。

メリット2:室内環境が良くなる

L字型の間取りに中庭やウッドデッキを設置すれば、室内環境にも大きく影響します。

中庭に接する窓から、それぞれの部屋に自然光が差し込み、明るく風通しも良い空間になるからです。

一方、方角や周囲の建物の環境などによっては、部屋が暗く、通風も悪くなります。

大きな窓や天窓を設置するなど、窓の大きさや位置には十分に配慮してください。

また、適切な換気設計を行い、室内の空気を循環させることも大切です。

メリット3:プライバシーが確保できる

コンパクトな平屋では、家族の居住スペースがまとまるため、プライバシーを確保しにくいというデメリットがあります。

一方、L字型平屋の間取りであれば、家族共有部分と各個室を建物ごとにゾーン分けすることが可能。

思春期の子どもがいる、あるいは来客が多いご家庭でも、家族のプライバシーを守れます。

35坪のプランであれば、12畳ほどの主寝室や、6畳〜8畳の子ども部屋を2つ設けることもでき、家族4人でもプライベートな時間が充実します。

ただし、L字型の間取りでは、視線のコントロールには十分な配慮が必要です。

中庭と各個室がつながっている場合、中庭越しに別の建物の様子がうかがえるからです。

間仕切りやカーテンなどで視線を遮る工夫をしてください。

L字型平屋の間取りの3つのデメリット

L字型平屋の間取りには、室内環境やプライバシー面のメリットがある一方、いくつかのデメリットもあります。

ここでは「建築費用」「建物強度」「コミュニケーション」のデメリットをご紹介します。

デメリット1:建築費用が高くなる

平屋は、屋根や外壁面積が広くなり、一般的な2階建て住宅よりも建築費用が高めです。

また、L字型平屋であれば、長方形や四角形の平屋より構造がより複雑となり、材料費や施工費用も高くなるのがデメリットです。

さらに、家に住み始めてからの外壁や屋根の定期的なメンテナンス費用についても、面積が広いため割高になります。

そのためランニングコストについても、事前に十分なシミュレーションしておきましょう。

デメリット2:建物強度を強化する必要がある

L字型平屋は、建物の形状が複雑であるため、建物強度を強化する十分な対策が必要です。

地震の際には、L字型の角の部分に揺れが集中し、建物に大きな負荷がかかるからです。

補強金物や耐震用の特殊金具で角の部分を補強して建物強度を高めなければなりません。

また建物の基礎部分にも注目してください。

地震に強いベタ基礎を採用すれば、耐震性が高まるだけでなく、シロアリや湿気対策にも有効です。

さらに、建物強度はその土地の地盤が大きく影響します。

地盤の強い土地を選ぶ、地盤調査を行い地盤改良を実施するなど、地盤の強さを重視してください。

強度のある土地であれば、平屋は2階建ての建物より重心が低く、揺れに強い安定感のある建物になります。

デメリット3:コミュニケーションが取りにくい

L字型の平屋の間取りは、コンパクトに居住スペースをまとめた平屋とは違い、家族の気配を感じにくく、家族の距離を感じるかもしれません。

家族のプライバシーが保てる反面、コミュニケーションを取りたい場合にはストレスを感じるケースもあります。

子どもに声かけしたい場合や、食事の準備ができたことを知らせる場合でも、別の建物にいると声が届きにくいからです。

家族のコミュニケーションを取りやすくするために、スマートフォン以外にスマートスピーカーを活用すると便利です。

声だけで操作ができ、スピーカーに話しかけるだけで離れた場所にいる家族にもすぐに声かけができます。

L字型平屋の間取りの注意点

L字型平屋の家を、快適な住まいにするための3つの注意点をご紹介します。

「生活動線」や「収納設計」の間取りづくり、「断熱性」など住宅性能について参考にしてください。

生活しやすい動線をつくる

L字型平屋を生活しやすい機能的な住まいにするためには、家の動線づくりが重要です。

家事の際の移動距離を短くするため、回遊できる間取りにするなど工夫をしてください。

トイレ、洗面所、お風呂などの水回りをL字型の角付近にまとめると、家事効率がグッと上がります。

また、玄関を角付近に設置すれば、リビング・ダイニングにもプライベートスペースにもアクセスしやすく快適です。

さらに、ランドリースペースを設置しない場合には、洗濯物を干したり、取り込むための動線にも配慮してください。

重い洗濯物を運びながら往復する距離を短くすることで、洗濯の家事がラクになります。

収納づくりを工夫する

ワンフロアの平屋で快適な暮らしをするには、収納づくりも大切なポイントです。

平屋の限られたスペースで、居住スペースをできるだけ広く取るために、廊下や壁面を活用する、収納をまとめるなどの工夫をしましょう。

例えば、玄関にシューズクロークを設置したり、LDKにパントリーを設置するのもおすすめです。

また、家族の衣類やバッグなどをウォークインクローゼットにまとめることも可能。

ウォークインクローゼットを設置する場合には、家族みんながアクセスしやすく使いやすい間取りにしましょう。

断熱性を重視する

コンパクトな長方形や正方形の平屋であれば、1つのエアコンで快適な室温を保てます。

一方、L字型平屋の間取りは、空間が広く、冷暖房効率が悪くなるため、建物の断熱性能を高めることが大切です。

建物の断熱性を重視すれば、暑さや寒さなど外気の影響を受けにくく、エアコン効率も上がります。

例えば、窓をペアガラスや樹脂サッシにする、基礎部(床・壁・天井)の断熱材にこだわるなど対策をしておきましょう。

断熱性能の高い家は、初期費用はかかりますが省エネ効果が期待でき、継続的にかかる光熱費も抑えられます。

L字型の平屋で快適な暮らしをしよう

今回のコラムでは、L字型平屋の間取りについて解説しました。

L字型平屋は、不整形地でも有効に利用でき、快適な暮らしが可能です。

明るく開放感のある空間で、家族それぞれの時間も充実します。

生活のしやすさや断熱性にもこだわって、理想の家づくりをしてください。

木の花ホームでは、長年の建築経験や豊富な技術をもとに、住みやすい家づくりをご提案しています。

栃木に根ざし、土地を活かした高品質な家づくりをしています。

注文住宅のマイホームをお考えでしたら、大工が支える木の花ホームにぜひ一度お気軽にご相談ください。

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