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開放感のある天井の高い家づくり|メリットやデメリットを栃木の住宅メーカーが解説

 

天井の高い家は、視界を遮るものが少なく、部屋が広々と感じられます。

注文住宅では、高い天井はゆとりのある高級感を演出できる人気のデザインです。

 

この記事では、天井の高い家のメリットやデメリットを解説します。

快適な家づくりのポイントや当社の施工事例についても参考にしてください。

 

この記事のポイント

  • 天井の高い家のメリット、デメリットを解説します。
  • 快適な天井の高い家をつくるポイントをご紹介します。
  • おしゃれな施工事例をご紹介します。

 

一般的な天井の高さ

家を建てる際の基準である建築基準法では、居間、寝室、台所などの居室は平均2,100mm以上の天井高にすることが定められています。

参考:建築基準法 第21条

 

以前は、部屋数を多く確保するために2,200mm程度に天井の高さを抑えた家が多くありました。

最近は、ソファやベッドなど洋風のライフスタイルに変化したこともあり、一般的な家の天井高は2,400mm、輸入住宅では2,700〜3,000mmの家もあります。

 

天井の高い家をつくる際には、2,400㎜以上を目安に快適に暮らせる高さを検討しましょう。

 

天井が高い家の3つのメリット

天井が高い家には、高さがある空間によるたくさんの魅力があります。

「開放感」「自由な間取り」「おしゃれな内装」といった3つのメリットを見ていきましょう。

 

メリット1:開放感が得られる

 

天井が高いと視界を遮るものがなくなり、空間が広がって部屋に開放感が生まれます。

 

また、高い位置に窓を設置することができ、外からの視線を遮りながら、部屋の奥までしっかり自然光を取り込むことが可能です。

高い位置の窓で、昼間は照明をつけなくても明るい部屋になり、また空気が循環しやすく、通気性も良くなります。

 

メリット2:間取りの工夫ができる

 

天井の高い家は、空間の高さを利用して、さまざまな間取りの工夫ができます。

 

部屋の段差を利用した小上がりや半地下、1階と2階の中間層を利用したスキップフロアや吹き抜けが人気です。

これらの間取りは、壁や天井で仕切らず、つながりのある広々とした空間の中で居室部分を増やせます。

家族が別々の場所にいても、家族の距離が近く、コミュニケーションが取りやすいのが特徴です。

 

また、勾配天井にして傾斜を利用したロフトをつくると、子ども部屋や収納にも活用できます。

 

メリット3:おしゃれな内装を作れる

 

天井から吊り下げるペンダントライトやシャンデリアなどの照明は、高い天井で一層華やかに引き立ちます。

 

また、天井が高いと、壁の高さを活かしたインテリア設計が可能。

印象的なアクセントクロスを取り入れて部屋をおしゃれに演出したり、床から天井までの大きな収納ですっきりと部屋を片づけられます。

 

さらに、大きな窓や天井まであるハイドア、迫力ある梁天井も、高い天井の家ならではのおしゃれな内装です。

 

天井が高い家の3つのデメリット

天井が高い家をつくるには、いくつかのデメリットもあり事前に検討が必要です。

ここでは「建築費用」「メンテナンス」「エアコン効率」について見ていきます。

 

デメリット1:建築コストが高い

 

天井の高い家をつくる場合には、天井や壁の建材費が高くなる点には注意が必要です。

標準的な家に使用される2400㎜の建材が使用できないからです。

 

くわえて、窓やドア、カーテンなども既製サイズのものが使えず、特注のものをオーダーしなければならないためコスト高になります。

また、特注の大きな窓やドアが壊れた場合には、かなり高額な修理費用がかかるため、将来的な修理についても考えておきましょう。

 

デメリット2:メンテナンスが大変

 

天井が高いと生活面では、高い位置の掃除や電球交換などメンテナンス作業が大変になり、後悔する可能性があります。

脚立を使っても届かないケースでは、定期的に業者にメンテナンスを依頼しなければなりません。

 

高い位置にあるペンダントライトやカーテンレール、エアコンや窓などのお手入れについて事前に考えておきましょう。

10年ほど寿命があるLEDライトでメンテナンスの頻度を少なくする、昇降式の照明でメンテナンスをしやすくする工夫もおすすめです。

 

デメリット3:エアコン効率が悪い

 

天井が高く広い空間は、冷暖房効率が悪く、光熱費が高くなりやすいというデメリットもあります。

 

縦長の空間では、冬場にはエアコンで暖めた空気が上昇し、足元が冷え身体が温まりません。

一つのエアコンだけで快適な温度をキープするのは難しく、床暖房をつける、断熱性を高めるなどの施工が必要です。

 

天井の高い家づくりのポイント

快適な天井の高い家にするためには、いくつかのポイントを押さえておくことが大切です。

ここでは「部屋ごとの高さ」「高さ制限」「断熱性」について解説します。

 

部屋に適した天井の高さを考える

 

使いやすい天井の高さは、個人の身長や部屋の用途によっても変わります。

すべての部屋に同じ高さを選ぶ必要はなく、部屋ごとに高さのメリハリをつけるのがコツ。

 

和室や寝室など座ったり寝たりして過ごす場所は、天井が高いとソワソワしてリラックスできません。

また、キッチンは高い天井にすると換気がしにくく、高い収納は使いにくく感じるでしょう。

 

さらに、天井の高さを考える際には、部屋の広さとのバランスも重要なポイント。

廊下や洗面所、トイレなど狭い空間は、天井が高いと部屋の狭さが強調され、壁を近くに感じて圧迫感を感じます。

このような部屋は、天井の高さを2,400mmまでに抑えるのが良いでしょう。

 

一方で、家族が活動的に生活するリビングやダイニング、玄関は2,400mm以上の高さの天井にすると心地よい開放感が生まれます。

 

高さ・斜陽制限に注意する

 

高い天井の家をつくる場合には、高さや斜陽を制限する建築条件についても十分確認しておかなければなりません。

「道路斜線制限」「北側斜線制限」「隣地斜線制限」など地域によって住宅建築の制限があるからです。

 

これらの制限は、道路や近隣敷地の日照や採光、通風の環境を守るためのもので、住宅密集エリアなどでは特に注意が必要です。

建物全体の高さを抑えるため、階ごとに高さを変えるなどの方法もあります。

 

断熱性の高い家にする

 

天井が高い家は、エアコンの効きが悪くなるというデメリットがあります。

夏場でも冬場でもエアコン効率の良い家にするためには、床・天井・壁など建物の断熱性能にこだわることがとても大切です。

 

断熱性や気密性が高い建物は、天井が高い家であっても部屋の暖かさや涼しさを閉じ込め、快適な空間になるからです。

 

また、新築住宅での断熱性の高い家づくりには、国の補助金が活用できます。

新築の注文住宅を購入する子育て世帯、若者夫婦世帯が対象です。

【補助額】

・長期優良住宅には1住戸につき100万円

・ZEH水準住宅には1住戸につき80万円

 

高い住宅性能基準のクリアが必要ですが、若いご夫婦の世帯に人気が高く、予算が上限に達すると締め切られますので注意してください。

参考:国土交通省「子育てエコホーム支援事業」

 

【施工事例】おしゃれな天井の高い家

おしゃれな天井の高い家をご紹介します。

当社の木材を活かした施工事例を参考にしてください。

 

優しい自然光につつまれた家

広々とした大空間のリビングです。

高い窓から自然光が差し込み、明るいリビングになりました。

キッチンは、高さを抑え十分な換気ができます。

 

木のぬくもりを活かした家

天井や床、収納やドアに木材をたっぷり使っています。

高い天井の開放感と木材の温かみで、家族でリラックスできる空間になりました。

 

まとめ

 

今回のコラムでは、天井の高い家づくりについて解説しました。

天井の高い家は、開放感があり、おしゃれな間取りづくりができます。

ただし、建築コストやメンテナンスなどデメリットについては十分な検討が必要です。

 

快適な天井の高い家にするためには、断熱性や気密性など住宅性能にもこだわりましょう。

 

木の花ホームでは、長年の建築経験や豊富な技術をもとに、栃木で住みやすい家づくりをご提案しています。

快適性だけでなく省エネで、長持ちする住まいに定評があります。

 

注文住宅のマイホームをお考えでしたら、一流の大工が支える木の花ホームにぜひ一度お気軽にご相談ください。

 

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