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【宇都宮市・栃木市・小山市・鹿沼市】工務店とハウスメーカーの違い

現在、住宅の新築を検討しており、信頼できる工務店が近くにあるか調べている方に向けて、工務店の特徴から種類、ハウスメーカーとの違い、メリット・デメリットについてお話いたします。

住宅の建設を工務店に依頼するポイントも解説するので、これから何十年も共にする大切な住まいの建築を誰に頼むべきかの判断にぜひ活用していただけると嬉しいです。

 

そもそも工務店とは

 

 

工務店とは、ハウスメーカーよりも狭い施工エリアで住宅工事を請け負う業者のことを言います。

工事全体に責任を持ち、工事に関わる職人の手配や管理をする業者です。

つまり、専門の工事業者を管理しながら、新築から増築、リフォーム等も含む住宅工事を進めていくことが主な工務店の役割です。

ハウスメーカーと違ってただ規模が小さいと思う方もいらっしゃると思いますが、そうとは限りません。

工務店は、形態や規模によって以下の3種類に分けられます。

 

①中堅ビルダーのような工務店

 

小さい規模が多い工務店ですが、工務店の中ではもっとも施工エリアが広く、近隣の県や市に支店や営業所を設置していることがあります。

地域密着型でありながら、ハウスメーカーのように住宅展示場やモデルハウスを用意しているなど、営業活動にも力を注いでいることが多いです。

その工務店でオリジナルコンセプトのプランを商品化・シリーズ化しているケースが多いのもこのタイプの大きな特徴になります。

 

②地域密着型の工務店

 

拠点を置く市町村に密着して、近隣の住宅の施工を請け負うタイプです。

地域密着だからこそ、その土地ならではの、その土地の風土を活かした施工をしているのが特徴です。

会社規模は概ね小さく、社長と数名の社員で成り立っていたり、家族経営だったりするケースが多いです。

現場の大工が施工から設計までを管理する、昔からよくあるタイプの形態です。

工務店と聞いて一番最初に多くの人が思い浮かべるのは、このタイプの工務店でしょう。

 

③フランチャイズの加盟店

 

各地域の工務店が本部のフランチャイズに加盟しているタイプです。

都市部にある大きな本部が開発した規格や工法を各地域の工務店間で共有・施工する最も合理的な形態です。

建築資材なども一括で仕入れることができるため、コストも抑えやすく、小さな工務店が競争力を保つために用いられる事も多いでしょう。

工務店の中には、複数のフランチャイズに加盟している工務店もあります。

 

ハウスメーカーとの違いについて

 

 

①施工エリア

 

ハウスメーカーは、全国各地に営業拠点を構え、全国展開していることが多いため、施工エリアが広いのが特徴です。

例えば「以前に実家を建てたときに依頼したハウスメーカーを信頼しているため、自分が建てるときもそのハウスメーカーに頼みたい」ということでハウスメーカーに依頼するケースも多いです。

そんな時に、全国展開しているハウスメーカーならば住んでいる場所が遠くても問題ないのがメリットと言えます。

一方工務店の施工エリアは、市町村や県内に限定されている場合がほとんどです。

もっとも規模が大きい中堅ビルダー型であっても地域密着色が強く、支店や営業所が設置されている範囲も近隣の県や市にとどまるケースが多いです。

ただしその分、地域密着型で丁寧な対応をしてもらえるのが魅力です。

工務店のスタッフのほうが実際の施工エリアに精通しており、地域の実際の状況から風土、周辺環境も細かく理解しています。

地元の人間ならではの土地色を活かした家づくりを提案できる可能性が大いに高いでしょう。

また、その地域に根ざしているので、何かトラブルが発生した場合や、将来的にリフォームの相談をしたい場合など、近くにいることですぐに対応してもらえることも大きな利点です。

何十年と住む家だからこそ、近くにいる安心感を与えてくれる環境は大事だと思います。

 

②コスト

 

同じ土地に同じ家を建てる場合、安く済む方がありがたいですよね。

その可能性が高いのは工務店です。

大手ハウスメーカーの強みは、建材や企画の共通化・大量生産によって原価コストを抑えられる点です。

しかし、その一方で工務店よりも莫大な技術開発や広告費をかけており、運営に携わる人員も多いため、人件費も膨らむ傾向にあります。

フランチャイズに入っている又は中堅ビルダーの様な工務店は除く場合も多いですが、建築には直接関係しない無駄な費用が発生しにくい分、結果的に工務店のほうがローコストで済むケースが多いと言えます。

 

③工期の長さ

 

ハウスメーカーの方が、プランやパターンが決まっているため、工期が短く済むケースが多いです。

短期間で家を建築できるのは、建築資材の調達から施工までの流れがシステム化されており、効率的に進められるからです。

一方、工務店では施主の希望する資材の取り寄せからスタートし、現場で資材の加工まで細かく行うため、一般的にハウスメーカーよりも工期がかかりやすくなります。

工期の長さは、住宅の規模や施工時期、プランなどによっても大きく変わってきますので、必ずしもどちらが速いとは言い切れませんが、傾向として同じ規模であれば、ハウスメーカーのほうが速く仕上がる確率が高いでしょう。

 

④施工の精度・品質

 

ハウスメーカーが扱う資材は、工場で一括で加工されているため、仕上がりが均一です。

つまり、施工の精度において、品質が均一なのはハウスメーカーのほうです

当たり外れも少なく、安定した仕上がりになる仕組みですので、モデルハウスなどで見るものと同様の品質を施工完成時にも期待できます。

一方、加工の多くを現場で行う工務店の場合は大工、職人の腕によって当たり外れが多く、品質にもばらつきが生まれるため、施工の精度は一定とはいえないのが現状です。

工務店を選ぶ際には、利用者の口コミや大工の腕の評判についてもチェックして、よく吟味して選ぶことが得策でしょう。

 

⑤プランの自由度

 

ハウスメーカーで家を建てる場合は、ある程度決まったプラン、間取りや外壁のパターンがあり、そのなかから好きなものを選んでいく形が主流です。

たとえ自由設計の場合でも、ハウスメーカーが扱っている資材の中から使用するものを選ばなくてはならないので、自由度は低いといえるでしょう。

注文住宅メーカーを除き、デザインの自由度は低めで、規格外の注文住宅を建てると割高になる場合もあります。

一方で工務店では、施主の希望を聞きながら0からプランを作っていくので、利用者の自由度が高いことを期待できます。

建材や資材も自由に選べるので、インターネット販売されているようなオシャレな資材を使うことも可能です。

細部にもこだわったオンリーワンの家づくりを目指すのであれば、自由な設計対応ができる工務店に頼むことが最適でしょう。

ただし、デザインセンスは施工例など見せて貰い確認しておく必要があります。

 

⑥アフターメンテナンス

 

ハウスメーカーのほうが大きな会社だからこそ、アフターメンテナンスも安心できる場合が多いでしょう。

工務店より規模が大きいため経営基盤が安定しており、倒産などによるアフターサービスが利用できなくなるといったリスクが低いと言えます。

定期点検や無料修理期間などの制度も整備されており、マニュアルに沿った標準的な対応も期待できます。

ハウスメーカーの中でも自社運営でアフターメンテナンスを行っている会社は特におススメです。

ただし、地域密着型の工務店の中には、お客様が困ったときにすぐに駆け付けるなど、アフターメンテナンスの手厚さを売りにしているところもあります。

近くにいる安心感、地域密着型だからこそできるアフターフォローがあるのもまた一つの工務店の魅力と言えるでしょう。

 

工務店に住宅の建築をお願いするメリット

 

 

①施工の自由度が高い・細かい希望を叶えられえる

 

工務店の大きなメリットとして、制約が少なく、細かい希望を叶えられる点です。

たとえば、都市部に多い狭く複雑な形の土地でも安く家を建てることができます。

ひとつひとつを0から決めていくので、使用する建材や設備についても融通がききやすく、細部までこだわりたい方には、工務店での建設が向いているといえます。

例えば、リビングに徹底的にこだわってお金をかける一方で、寝室にはローコストな資材を使うなど、場所によってお金のかけ方を変えられるのも工務店の魅力のひとつでしょう。

自分で探したこだわりの部材を使ってもらえるのもメリットです。

ただし、前述の通り、デザイン力や技術力は工務店によってもとてもバラつきがあり、自分の好みもあります。

依頼する前に、デザインの方向性をすり合わせ、希望を実現してくれそうな工務店をしっかり吟味して選ぶようにしましょう。

 

②コスパが良い

 

上記でも述べたように、工務店はハウスメーカーよりも小規模な分、管理コストを抑えられます

高額な広告宣伝費や運営の人件費など、設計費以外で無駄な出費を抑えることができ、上乗せされる心配もなく、利用者は原価に近い価格で住宅の建設を依頼できます。

ハウスメーカーよりも工期は長くなりがちですが、建築家に依頼するときのように長い期間を要するわけではありません。

工務店なら建設費と仮住まいにかかる費用の両方を抑えられるので、トータルのコストパフォーマンスが高くなります。

 

③地域密着で親身に対応してくれ

 

工務店は地域密着型の所が多いため、地域に密着したサービスを行っています。

地域に根差したサービスを続けるうえでは、地域の住人から信頼されているかどうかは非常に重要です。

そのため、何かあったときには、スピーディかつ柔軟に対応してもらえる可能性が高いでしょう。

近くにいるからこそ、親密な関係を築け、安心感を提供することができます。

規模が小さければフットワークも軽くなりますし、自宅から距離が近い工務店には、建築後のリフォームや増築といった、ちょっとした相談も気軽にできるのが大きな魅力の一つです。

 

工務店に住宅の建設をお願いするデメリット

 

 

①工務店選びが難しい

 

工務店の良し悪しは、実際にそこで家を建てた方でなければ判断できないので、選ぶ難しさこそが工務店で建築することのデメリットになります。

工務店は、大工の腕や担当者の知識によって仕上がりにムラが出やすいため、品質の高い住宅に仕上げるためには、優れた工務店を探す力が求められます。

プランニングや保証はもちろん、アフターサービスも含めて、相談しやすい担当者を探すようにしましょう。

また、ホームページの実績だけではなく、インターネット上の口コミも参考にするのが良いでしょう。

 

②完成後のイメージが立ちにくい

 

最初に完成物件を見学できれば、仕上がりのイメージをつかみやすく、住んでからのギャップも少なくなります。

しかし、一般的な工務店は、ハウスメーカーのように住宅展示場やモデルハウスがあまり用意されていないことが多いです。

そのため、完成した住宅の見学が難しいケースがあります。

また、ハウスメーカーのように建築棟数も多くないため、自分たちが家を建てるタイミングで見学可能な完成物件がない可能性も考えられます。

しかし最近では完成見学会やモデルハウスを開催している工務店も増えています。

完成後をイメージするためにも、積極的に活用してみてください。

 

工務店を選ぶときに確認するべきポイント

 

 

①公式サイトを確認

 

経営理念や他社との違いや強み、創業年数、年間建築数などを確認しましょう。

明確なビジョンを持っている、実績を堂々と公表している、アフターフォローが充実しているといった点は注意して見ましょう。

コラムや最新ニュースの更新頻度もしっかりチェックして、企業の誠実度を確認しましょう。

 

②建設地からなるべく近い工務店を選ぶ

 

地元で実績がある会社は、その土地の風土や環境にあった家づくりをしています。

そのため、より地域に適した家を作ってもらえると同時に、建てた後のメンテナンスにもすぐに駆けつけてもらえるため安心です。

 

③住宅完成保証制度に加入しているか

 

住宅完成保証制度とは、住宅保証機構に登録された工務店が工事途中に倒産などで工事継続できなくなった場合、発注者(すまい手)が最小限の追加負担で住宅を完成できるようサポートする制度です。

万が一のときは、工務店に支払った前払金や引継ぎ費用などが保証されます。

利用者としてリスクは最低限減らしておくことが重要です。 

 

まとめ

 

ハウスメーカーの違いから、工務店のメリット・デメリットをお話してきましたが、それぞれの特徴を捉え、自分にあった住宅会社で建築を頼むことが重要です。

そのためには、口コミやHP、また実際に足を運んで話を聞いてみることも必要でしょう。

木の花ホームでは、住宅に関わるご相談からご不安点まで丁寧に対応いたします。

住宅の新築を検討しており、信頼できる工務店が近くにあるか調べている方は、ぜひ一度話を聞いてみてください。

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