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木材について知ろう! 第7話 「乾燥材と未乾燥材」

栃木に根差して100年以上の木の花ホームが送る、お家ができるまでの豆知識のご紹介!

「木材について知ろう!」

本日は第7話をお届けしていきます!

 

前回は無垢材について紹介しました。

今回は無垢材の中でも乾燥材未乾燥材の違いに注目していきたいと思います!

 

それぞれに種類と名前があるんです。

人工乾燥材の「KD材」・・・人工的に短期間(2週間~1ヶ月)で乾燥させた材料

天然乾燥剤の「AD材」・・・天日にさらして半年~1年かけて自然乾燥させた材料

「葉枯らし材」・・・伐採後一定期間、葉を付けたまま山で自然乾燥させた材料

未乾燥材の「グリーン材」・・・生材とも言い、製材したまま乾燥させなかった材料

大きく上の4種類があります。

 

種類があるんだな~ということはわかりましたが、ズバリ住宅にはどれを使用するのがいいのかが気になりますよね?

住宅では一般的に乾燥材を使用しています。

それには木を乾燥させることで生まれる3つのメリットが関係しています!

 

1. 強度向上

乾燥させることで曲げ強度が向上して「折れにくい」「たわみにくい」木材へと変化します。

 

2. 耐蟻性・耐朽性向上

木材腐朽菌の発生が抑制されることで「腐りにくい」「シロアリに強い」木材になります。

 

3.寸法狂いの減少

ある程度乾燥した木材は、温度・室度などの環境変化による寸法の変化が少なくなります。
それにより、建具の建て付け、クロスのひび割れ・よじれなどの不具合が生じにくくなります。
また、気密性も向上するためエアコンの効きもよくなります。
 
 
乾燥させるだけでこれだけのメリットができるんです!
奥が深いですね~
 
ここまでの話から乾燥させていないグリーン材は何のためにあるんだ?となっちゃいますよね。。。
グリーン材の最大のメリットは「安さ」です。
乾燥させる手間がないのでコスト削減にはもってこいなんですね。
 
家を建てる際にどうしても気にしないといけないのが費用ですよね。
しかし何十年も生活する空間となりますから、使われるものの種類やメリット・デメリットを知ったうえで選択していただけたらいいなと思います。
 
それでは今回はここまで!
最後まで読んでいただきありがとうございました!
次回もお楽しみに~👋

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