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木材について知ろう! 第8話 「含水率」

栃木に根差して100年以上の木の花ホームが送る、お家ができるまでの豆知識のご紹介!

「木材について知ろう!」

今回は第8話「含水率」の紹介をしていきます!

 

前回は、乾燥材と未乾燥材について紹介しました。

乾燥材と言っても、どれくらい乾燥させるの?基準はあるの?

気になりますよね、、、詳しく説明していきます!

 

含水率(がんすいりつ)は、木材にはどれくらいの水分が入っているのかを表す言葉です。

木材を乾燥させることで、変形しにくくさせ、加工精度を上げやすくします

 

〇含水率の基準

 ・人工乾燥処理のとき 仕上げ材で15%~20%、未仕上げ材で15%~25%

 ・天然乾燥処理のとき 収縮をし始める30%以下と定められています

※仕上げ材:現場でそのまま使える材料

※未仕上げ材:現場で長さや厚みを調整するなど、再加工を想定している材料

 

〇平衡含水率(へいこうがんすいりつ)

 水分がたくさん含まれている木材を外気中に長時間放置すると、木材の水分が蒸発していきます。この時の含水率(木が含んでいる水分量の割合)を平衡含水率と呼んでいます。

日本における平衡含水率の目安

・屋外で15~18%

・屋内で8~12%

ここで紹介した木材には調湿機能があります!

空気が乾燥すると木材から水分が放出され、空気が湿潤状態になると木材が水分を吸収します。

最近は、エアコンなどの設備普及により、空調の効いた部屋や直射日光が常時当たる場所では含水率が10%を切る場合もあります。

含水率10%は含水率がかなり低いですが、乾燥している分木材の表面に割れが発生しやすくなります。

※木材の含水率を30%以下にするときは、人工的に乾燥させる必要があります。

 

〇収縮/変形/腐朽菌

 ・木材の収縮 含水率30%以上の杉材を含水率15%以下に乾燥させたとき、杉材は4.2㎜収縮します。

 ・木材の変形 含水率が10%以下に達していない床板を室内に放置しておくと画像の様な変形が生じます。

  ・木材の腐朽菌 含水率が30%以上になるとシロアリや腐朽菌が発生しやすくなり、木材の強度にも影響を及ぼします。

 

皆さん、含水率について知っていただけましたか?

含水率が低い方が木の収縮が少なく、シロアリの被害も少なくなるのでお家を長持ちさせることにも繋がります

ちなみに木の花ホームでは、含水率15%の桧を柱に使用しています!

咲耶館やデジタルスタジオでは、十数年経過している木の様子を実際に見ていただくことができます!

お家の間取りやデザインはもちろんですが、木材の性能にもこだわりを持ってお家づくりを楽しんでいただけると嬉しいです!

 

今回はここまでになります!

次回もお楽しみに~👋

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