おしゃれな四角い家で機能的な家づくり、メリット・デメリットについても解説
四角い家は、日本に多い三角形の切妻屋根の家の中で、個性的なデザインがひときわ目立ちます。
「モダンで住みやすい家をつくりたい」とお考えの方に、四角いキューブ型の家のメリット、デメリットをお伝えします。
四角い家を建てる際のポイントについてもみていきましょう。
目次
四角い家とは?
四角い家とは、軒やひさしが目立たないシンプルな箱のようなデザインの家のことです。
日本家屋の中にあると、モダンで人目をひきます。
シンプルな構造ゆえにデッドスペースが少なく、快適に暮らすためのさまざまな機能が盛り込めます。
今人気を集めている四角い家のメリット、デメリットについてみていきましょう。
四角い家のメリット
四角い家は、建物の形がすっきりとしたおしゃれなデザインです。
形がシンプルであるため、間取りやコスト、耐震性・気密性において優れています。
使いやすい間取り
四角い形は、デッドスペースが少なく建物内のスペースを有効に使えます。
階段下を利用した収納は便利ですが、「三角形ではなく四角い形だったらもっと使いやすいのに」と思われたことはないでしょうか。
同様に四角い家では、無駄がなく、欲しい機能を盛り込んだ間取り設計が可能です。
家事、水回り、来客時などの生活動線に配慮して使いやすく住みやすい間取りにできます。
屋上もフラットな陸屋根であれば、テラスや屋上庭園に利用可能です。
一般的に収納は、デッドスペースを活用することが多いものです。
デッドスペースの少ない四角い家では、計画的に収納を設計しましょう。
コストパフォーマンス
四角い家は、シンプルな形状であるためコストパフォーマンスが高いのも特徴です。
外壁に凹凸が少ない構造で、建築材料費が抑えられます。
組み立てが単純であり、作業が少なく人件費を抑えて、工期も短いのです。
さらに木の花ホームでは、高品質を維持しながら中間マージン、輸送コスト等を削減をして原材料費の適正な価格を追求しています。
耐震性・気密性
四角い家は1階も2階もだいたい同じ形で、柱や梁の継ぎ目が少なく、耐震性や気密性の高い構造となります。
近年は、地震による住宅被害も増えており、デザイン性だけでなく家の強度に配慮した家づくりが大切です。
四角い家は、凹凸の少ないバランスのよい建物になるため、地震の際も倒壊や損傷のリスクが低いというメリットがあります。
四角い家のデメリット
デザイン性も高く、家の強度もある四角い家ですが、夏の暑さ、雨もり、ランニングコストにおいてデメリットがあります。
天候やコスト面のデメリットを知った上での設計が必要です。
夏場の暑さ
四角い家は、軒やひさしが短いか、無いようなデザインです。
遮るものがないため、窓から強い日差しが直接部屋に入りやすくなります。
夏場には、陸屋根のため二階の部屋は、天井に太陽熱が直接伝わり、窓からは強い日差しが入って、室内温度が上がりやすくなります。
エアコンの効率も悪いため、蒸し風呂のようになるのです。
日射熱を遮断して快適な部屋にするために、窓に高性能サッシを採用しましょう。
雨もり
四角い家の屋上には、外壁やサッシの防水性を高めるためにパラペットが設置されます。
パラペットとは、屋上の外周部を囲う低い手すりのような部分で、その下に排水溝をつくります。
お手入れしないと排水溝には、落ち葉や砂がたまって排水されなくなり、水が溜まるでしょう。
長期間にわたって水が溜まった状態になると、雨漏りの原因となるのです。
また、天井が陸屋根であると、直接雨が天井にあたるため、雨音が室温に響きます。
吸音や消音効果の高い建築材料を使用すると軽減されます。
ランニングコスト
軒やひさしがないと直接、日差しや風雨があたるため外壁や屋根が劣化しやすくなるでしょう。
また、雨が壁を伝いやすく、雨染みができやすいのです。
外壁とサッシの間を埋めるシーリングも傷みやすくなります。
防水性や気密性を高めるため、外壁をメンテナンスするコストを資金計画に入れておく必要があるのです。
家づくりの設計時に、風雨や日射に強い建材を採用することが重要でしょう。
住みやすい四角い家にするポイント
いつまでも住みやすく、おしゃれなデザインの四角い家にするためのポイントをみていきます。
デメリットに配慮しつつ、メリットを最大限に活かした設計をしたいものです。
住みやすい家づくりには、窓、エクステリア、断熱の設計を重視しましょう。
窓設計
窓は外観だけでなく、どのように自然の光を取り込むかの設計が住み心地に影響します。
日差しが入るのをおさえるため極端に窓を小さくしたり、数を減らしたりすると、部屋が暗くなり、エアコン効率も下がって冬場の光熱費が上がることにもなりかねません。
窓の大きさ、形、数、配置の設計が重要で、住み心地だけでなく家の耐震性にもかかわります。
気候や日照、家の強度、デザイン性にも配慮した窓設計が必要なのです。
エクステリア設計
四角い家は、外壁の素材や色にこだわらないと単調で安っぽくなるので、注意しましょう。
外壁とともに窓やアプローチ、門扉、フェンス、植栽など、エクステリアとトータルでコーディネートすると、おしゃれな家になります。
また、玄関ドアは遮るものがないと、強風の時に、勢いよく閉まることがありたいへん危険です。
袖壁があると、強風の際にも玄関ドアが風の影響を受けず安心です。
袖壁スペースがあると、ドアを開けたらいきなり外ではなく、一呼吸おいて雨の日でもお出かけできます。
屋根に片流れ屋根を採用すると、傾斜によって水の流れをつくって、屋上の雨水を排水でき、雨もり対策になるでしょう。
断熱設計
軒や庇のない四角い家では、部屋を適温に保つためにも、断熱性能を高めるのが重要です。
断熱性に優れた屋根や外壁の建築材料を選びましょう。
好みの外観と断熱性能を合わせもった素材を選ばなければなりません。
四角い家のもつ耐震性と気密性を活かし、さらに断熱性を高められれば、自然災害にも強く、年中快適な住まいとなるでしょう。
木の花ホームでは、ZEH基準より厳しい基準である「2020年を見据えた住宅の高断熱化技術開発委員会」(通称HEAT20)で、G1以上最大でG3と高い断熱性能を実現してきました。
家の外壁、屋根、窓などの外皮の設計にも自信をもっており、UA値0.56以下の高い断熱性能の家をご提供しています。
まとめ
おしゃれな四角い家で、機能的な家をつくるポイントについてみてきました。
四角い家には、間取り設計、コスト、家の強度にメリットがあります。
一方で、夏場の暑さや雨もり、ランニングコストのデメリットもあるのです。
デメリットをカバーして住み心地のよい家にするためにも、窓、エクステリア、断熱をトータルで設計していきましょう。
木の花ホームでは、四角い家のメリットを活かした間取りで機能満載の家づくりをしています。
大きな軒と袖壁で構成されるT-BOXシリーズは、家の強度があるだけでなく、大きな窓で家に光や風を取り込むことが可能です。
モダンなデザインで、機能的で暮らしやすいと人気です。
建築材料や工法のみならず、地域に密着した家づくりをする木の花ホームの経験や技術が家づくりにお役にたちます。
お客様の人生を豊かにするため、栃木に根を下ろして人にも建物にも優しい家づくりをしています。
おしゃれで機能的な家をお考えでしたら、大工が支える木の花ホームにぜひ一度ご相談ください。