平屋のおしゃれな外観デザイン事例とポイント！注意点についても紹介
平屋の家づくりは、そのシンプルな美しさと機能性で多くの人々に選ばれています。
今回の記事では、平屋の外観デザインに焦点を当て、おしゃれで快適な住まい作りのポイントを詳しく解説します。
外観のスタイル選びから素材の選定まで、外観デザインで押さえておきたいポイント、実際の木の花ホームズで建てられた事例を通じてご紹介します。
また、土地選びの重要性やシミュレーション技術の利用など、平屋を検討中の方に役立つ情報も盛り込んでいます。
この記事でわかること
- 平屋の外観デザイン押さえておきたいポイント
- おしゃれな平屋の外観事例
目次
平屋の外観デザインで押さえておきたいポイント５つ
平屋の外観はシンプルになることが多いため、工夫をしないと安っぽく見えてしまうこともあります。平屋をおしゃれな外観にするために押さえておきたいポイントを5つ紹介します。
外観デザインのスタイルを決める
外観スタイル選びは、平屋作りの第一歩です。初めに、どのようなデザインやテイストを目指すのかを明確にしましょう。
家づくりの雑誌やウェブサイトを利用して、多様な平屋のデザインを確認することができます。
特にインターネットでは、さまざまな建築スタイルや最新のトレンドが手軽に検索でき、幅広い選択肢からインスピレーションを得ることが可能です。
自分好みのスタイルが決まると、建築会社との打ち合わせがスムーズに進み、より効率的なプランニングができるようになります。自分に合ったデザインを見つけ、理想の住まい作りを始めましょう。
屋根形状の種類で決める
平屋の屋根形状は、その家の外観に大きな影響を与えます。
主な屋根の形には「片流れ屋根」、「陸屋根」、「切妻屋根」、「寄棟屋根」があります。
・片流れ屋根：片側だけに傾斜をつけた屋根で、シンプルモダンでダイナミックなイメージになり、平屋の外観に合います。室内が勾配天井となり、スキップフロアやロフトを設置しやすいのも特徴です。また、広い屋根面積を確保できるため、太陽光発電にも適しています。
・陸屋根：フラットな屋根で、建物の四角い形を活かし、シンプルかつスタイリッシュなイメージになります。緩やかな傾斜しかないため、防水面ではやや弱いものの、屋根を屋上として使えるのがメリットです。しかし、防水性を維持するには、定期的なメンテナンスは欠かせません。
・切妻屋根：日本家屋に多いため、周囲の環境に合わせやすく、和風にも洋風にも合う屋根です。屋根裏の通風に優れた三角屋根で屋裏部分を活用して収納スペースを設けることができます。
・寄棟屋根：家の頂上部から軒先に向かって、四方に面のある屋根です。雨風や紫外線から外壁を守り、室内への日差しも適度にさえぎる特徴があります。
窓にこだわる
平屋のデザインでは、窓やドアの形状や配置が重要です。そのシンプルな外壁形状から、適切な窓のデザインを選ばないと、建物が単調な印象を与えがちです。
道路に面した側ではプライバシーを保ちつつ自然光を取り入れるため、高い位置に小さな窓や細長い窓を配置するのがおすすめです。日当たりと風通しを確保しつつ、外からの視線を遮るのが特徴。
大きな窓を設ける場合は、外からの視線やセキュリティ面を考慮し、一日中カーテンで覆い隠すようなことがないような配置にしましょう。
また、窓枠やドアにナチュラルな無垢材を使用することで、外壁材とのコントラストを生かし、スタイリッシュな外観を演出することができます。
色を使いすぎない
平屋の外壁色には、グレー、ネイビー、白、黒などが人気ですが、色の選び方には注意が必要です。
例えば、黒は高級感を与えますが、太陽光を吸収しやすく、建物を熱くしやすいです。また視覚的に小さく見せがちです。
色の組み合わせは、ツートンカラーを採用する場合、7:3または6:4の比率が失敗しにくいです。
三色使う場合は、ベースカラーとアクセントカラーを7:2:1の割合で配色するとバランスが良くなります。
色選びに迷った際は、塗料メーカーのカラーシュミレーターを活用するか、素材サンプルを手に取ってみるのも有効です。ただし、実際の見え方は時間帯や天候によって異なるため、モデルルームにいって確認しましょう。
素材にこだわる
平屋の外壁素材は建物の質感や風合いを大きく左右します。素材選びは、家の第一印象を決め、スタイルを大きく変える要因となります。
外壁の素材には、次のようなものがあります。
・金属系：価格やデザインの幅が広く、また地震にも強く耐久性があるため、平屋建築に人気の素材です。マットな質感やツヤのある質感など、多彩なデザインから選べます。
・窯業系：デザインが豊富でコストを抑えられるというメリットがある一方で、耐久性が低く、定期的なメンテナンスが必要です。
・塗り壁や木材：ナチュラルなスタイルで、高級感がありますが、木材の腐食など経年劣化しやすい欠点があります。
・タイル…おしゃれで重厚感や高級感があります。また、傷がつきにくく、色あせしにくいというメリットがある一方で、初期費用が高くつくというデメリットがあります。」
おしゃれな平屋の外観の事例
当社のおしゃれな平屋の外観の事例をご紹介しましょう。
平屋スタイルの二世帯住宅
白×黒のツートンカラーのシンプルモダンな平屋。
将来のメンテナンスを考慮して防汚性の高い外壁を選びました。
LDK上に設けた小屋裏収納。吹き抜けを通じてリビングにいる家族とも声を掛け合えるのがオーナー様のこだわりです。
将来の暮らしを見据えた安心な平屋住宅
古きよき日本家屋の面影を残しながらも、横長窓がアクセントになった和モダンな平屋です。
色もベージュを基調としたタイル壁とアクセントになる黒い屋根が家全体を大きく見せてくれています。
玄関部分の目隠しも工夫されています。
平屋の外観づくりの注意点
平屋の外観づくりは、ご自分の好みに合わせておしゃれなデザインにすると同時に、家の機能性や耐久性にも配慮しなければなりません。
平屋の機能性や耐久性、家づくりのイメージが広がる設計シュミレーションについて見ていきましょう。
土地選びも重要
平屋を建てる際、土地選びは外観デザインを引き立てる重要な要素です。
日当たりや景色が良好な土地は、住まい全体の印象を向上させます。逆に、景観が悪い場所では、どれだけ洗練されたデザインでもその魅力が半減してしまいます。
建築制限が少ない土地を選ぶことも重要です。厳しい制限がある場所では、建物の大きさや形状が制約され、デザインの自由度が低くなりがちです。自由に家をデザインできる土地選びは、理想的な平屋作りのためのポイントとなります。
土地取得の際は、土地と建物を一緒に考えるアプローチが効果的です。予算管理が容易になり、土地の特性に合わせた最適な平屋プランを立てることが可能です。物件探しをする際には、住宅会社と連携して土地と間取りを一括で検討することをおすすめします。
シュミレーション技術の利用
注文住宅では、具体的な建物が存在しないため、計画段階での外観のシミュレーションが非常に重要です。完成後の外観を事前に確認する方法として、立面図、模型、パース、バーチャルリアリティなどが利用できます。
図面だけではイメージが湧かない場合は、設計したハウスメーカーに相談することが有効です。
木の花ホームでは、お客様からのヒアリング内容をもとに、3Dの立体的な設計で、間取りや外観のデザインのプランをご提案しています。
家づくりは、実際には目の前にないものをイメージし、家をつくる難しい作業です。
3Dの設計を利用すると、よりリアルに家を体感し、イメージをつくる参考にしていただけます。
まとめ
こちらの記事では、平屋の外壁にこだわった外観づくりについて見てきました。
平屋は、建物が四角いシンプルな形をしていますが、屋根や外観の色、素材選びで、個性的でおしゃれな家になります。
平屋を建てる際には、外観のデザイン性とともに家の機能性や、耐久性も重視した設計をしていきましょう。
木の花ホームでは、長年の建築経験や豊富な技術をもとに、住みやすい家づくりをご提案しています。
快適性だけでなく省エネで、長持ちする住まいに定評があります。
栃木に根ざし、地域に密着した土地を活かす家づくり。
お客様のライフスタイルに寄り添って、人生を豊かにするため、人にも建物にも優しい家づくりをしています。
注文住宅のマイホームをお考えでしたら、大工が支える木の花ホームにぜひ一度お気軽にご相談ください。
