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内窓のメリット・デメリットとは?窓選びで後悔しないポイントを解説

「大きな窓から、太陽光をたっぷりと採り入れたい」

「新鮮な空気を取り入れるために、機能性の高い窓を設置したい」

注文住宅を選ぶ際、窓の機能性を重視している方もいるかもしれません。

このように、窓にこだわりたい方に注目されているのが「内窓」です。

本記事では、内窓のメリットとデメリット、窓選びの際に後悔しないポイントを紹介します。

住宅の中でも重要性が高い窓についての理解を深めることで、最高の注文住宅を建築できるでしょう。

注文住宅を検討している方は、ぜひ最後までご覧ください。

この記事のポイント

  • 内窓のメリットとデメリット
  • 窓選びで後悔しないポイントと注意点を紹介します。

内窓とは

「内窓」という言葉を聞いたことがあっても、どのような窓のことか具体的なイメージが湧かない方もいるのではないでしょうか。

まずは、内窓についての理解を深める必要があります。

内窓の特徴、複層ガラスとの違いについて詳しく解説するので、それぞれについてみていきましょう。

内窓の特徴

「内窓」とは、窓の内側にもう一枚の窓を設置したものです。

通常の窓と違って二重になっている窓のことを指し、窓枠も二重になっているのが特徴です。

内窓は「二重窓」「二重サッシ」「インナーサッシ」などと呼ばれることもあります。

環境省「二重サッシまたは複層ガラスの窓の有無(令和3年度)」によると、二重サッシまたは複層ガラス窓を使用している世帯は、日本全国で約40%です。

すべての窓を二重サッシにしている世帯の割合は、20%を超えています。

さらに、すべての窓を二重サッシまたは複層ガラスにしている家庭の使用率も増えています。

1970年以前は28%であるのに対して、2016年以降は63%。

住宅の窓に内窓を採用する割合は、増えていることがわかります。

また、2050年のカーボンニュートラルの実現のために始まった「住宅省エネ2024年キャンペーン」。

本キャンペーンは家庭部門の省エネを推進するための4つの補助事業の総称で、4つの補助事業のうち、窓に関するものが「先進的窓リノベ2024事業」です。

「内窓設置」が補助対象の1つとなっていることから、内窓に注目が集まっているといえます。

ただし、既存住宅のリフォームのみが補助金対象となっています。

また、補助金の交付申請受付期間は、遅くとも2024年12月31日までです。

これから注文住宅の建築を考えている方は、住宅省エネ2024年キャンペーンではなく、各地方自治体で活用できる補助金がないかを調べましょう。

出典:環境省|家庭部門のCO2排出実態統計調査 家庭のエネルギー事情を知る 窓について

出典:環境省|先進的窓リノベ2024事業

内窓と複層ガラスの違い

内窓と似たような窓といえば、複層ガラスです。

複層ガラスとは、窓ガラスが二重構造になっているものを指します。

内窓と複層ガラスは特徴が似ていますが、内窓の方が断熱性や防音性が高くなるのが特徴です。

ただし、複層ガラスは窓自体が1枚であるのに対して、内窓は窓ガラスとサッシが2枚になっています。

そのため、内窓は複層ガラスに比べて、開閉が面倒に感じたり掃除が大変になったりするのが難点といえます。

機能性や利便性を考慮した上で、好みの窓を選ぶと良いでしょう。

内窓のメリット5選

内窓のメリットは、以下の5つです。

住宅の中でも快適さに影響するのが窓。

ぜひ、内窓のメリットについての理解を深めましょう。

断熱性が高まる

内窓は、通常の窓に比べて断熱性が高まります。

断熱性とは、室外の熱を遮断する性能のことです。

断熱性が高ければ、夏に室外の熱が室内に入りにくくなります。

一方、冬は室内の暖かい空気を外に逃がさないため、寒さを感じずに快適に過ごせるのがメリットです。

ただし、1つの窓だけを内窓にして他の窓を通常の窓にした場合、断熱性の効果を得られず、暑さや寒さを感じることもあります。

快適な室内空間を保つために、内窓を設置してみるのも良いでしょう。

気密性が高まる

内窓は通常の窓よりも気密性が高くなるため、窓に結露が発生するのを防ぐことができます。

気密性とは、住宅の隙間をつくらず空気を漏らさない性能のことです。

気密性が高いと室内と室外の空気の出入りがなくなり、夏は涼しく冬は暖かい状態を保てます。

また、花粉やPM2.5、そのほかのウイルスが室内への侵入するのを抑制できます。

住宅の気密性を高めて、健康面にも配慮した暮らしを実現させましょう。

省エネ・節約につながる

内窓を設置することで、省エネや節約にもつながります。

内窓は断熱性と気密性を高めるため、 暖房や冷房の温度を一定に保つことができます。

さらに、暖房効率や冷房効率を上げると、省エネでエコな暮らしも実現できるでしょう。

光熱費の節約もできるので、経済的にもうれしいポイントです。

地球にやさしい暮らしを送りたい方、できるだけ光熱費を抑えたい方にとって、内窓はメリットといえます。

防音性が高まる

防音性が高まるのも、内窓を設置する魅力です。

防音性が高いと、外の音が気にならなくなったり、室内の音が外に漏れにくくなったりします。

騒音対策にもつながるため、近隣住民との騒音トラブルが起きにくくなります。

道路に面している住宅でも、夜間に通行する車やバイクの音に悩むことなく、ぐっすり眠れるでしょう。

小さな子どもがいる方、ペットを飼っている方にとっても、内窓のメリットは大きいのではないでしょうか。

防犯対策になる

内窓は窓が2枚になっているため、防犯対策としても効果的です。

警視庁「住まいる防犯110番」によると、戸建住宅における侵入窃盗の侵入口でもっとも多いのが窓といわれています。

窓の戸締りを確実に行うことはもちろんのこと、侵入者に狙われくい窓を採用すると安心です。

内窓は、侵入者が窓から侵入する抑止力になります。

万が一、侵入した場合でも、窓を破壊して侵入するまでに時間がかかります。

被害に遭わない可能性も高まるので、家族が安心して暮らせる住宅にするために、内窓を採用して防犯効果を高めましょう。

出典:警視庁|住まいる110番 侵入犯罪の脅威 侵入犯罪の情勢

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内窓にするデメリット3選

内窓のデメリットは、以下の3つです。

内窓のデメリットまで理解した上で、納得のいく注文住宅を建築しましょう。

掃除が大変になる

通常の窓と違い、内窓は窓とサッシが2つあります。

掃除の手間が2倍になるため、掃除が大変になるというデメリットがあります。

窓ガラスの拭き掃除をするのも面倒になってしまうことも。

ただ、窓ガラスの間に汚れが付着することは少ないため、ほとんどは外側の掃除のみで済むでしょう。

窓の開け閉めが面倒になる

ベランダやバルコニーに出るため、換気のために窓を開けることもありますよね。

洗濯物や布団を干す際は、2枚の窓を開けるのに煩わしさを感じることもあるでしょう。

効率よく作業を行えなくなり、家事のストレスを感じてしまうかもしれません。

頻繁に開ける窓のみ内窓にするなど、窓ごとに内窓にするかしないかを決めるのもおすすめです。

建築費用が高額になる傾向がある

窓が2枚ある内窓は、窓が1枚よりも設置費用が高くなり、住宅全体の建築費用もかかる傾向があります。

また、メーカーや性能などはさまざまです。

さらに、高性能の内窓を選ぶ場合は費用がかかってしまいます。

予算と照らし合わせて、どの窓を内窓にするかを検討しましょう。

後悔しない窓選びの2つのポイント

後悔しない窓選びのポイントは、以下の2つです。

理想の注文住宅で暮らすためにも、窓の選び方を押さえておきましょう。

費用だけで選ばない

住宅の窓を選ぶ際は、費用だけで決めないことが重要です。

通常の窓でも、リフォームをすることで内窓にできるケースもあります。

ただし、種類によっては設置できないことも。

たとえば、内窓を設置できない窓の種類は、内倒し窓や回転窓、内開き窓などです。

「リフォームでは対応できなくて困ってしまった」

このように後悔しないように、性能や利便性を考慮した上で窓を選びましょう。

窓ガラスの透明度を意識する

開放感が半減するのを気にして、内窓を設置するか悩んでしまう方もいます。

内窓を選ぶときは、窓ガラスの透明度にも注目しましょう。

窓ガラスの透明度が高いほど外とのつながりを感じられ、開放感を感じやすくなります。

透明度の高い窓ガラスを採用して、開放感を大切にした暮らしを実現してみてはいかがでしょうか。

まとめ

今回の記事では、内窓のメリットとデメリット、後悔しない窓の選び方を解説しました。

内窓を採用することで、夏の暑さや冬の寒さを感じることなく、快適な暮らしを実現できます。

省エネ効果や節電効果が高いのも、内窓を設置する魅力です。

注文住宅を建築する際は、ぜひ窓選びにもこだわってみてください。

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