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【注文住宅】梁見せ天井でおしゃれな新築の家づくり|メリットやデメリット、おしゃれに見せるポイントについて解説

 

家族みんなで楽しく暮らすなら、明るいリビングが欲しいですよね。

限られた面積の部屋を広く見せ、おしゃれで個性的なリビングにできる梁見せ天井が多くの方に選ばれています。

梁見せ天井であれば、木材のぬくもりがあり、自然の風合いでいつまでも飽きのこないリビングに。

 

こちらの記事では、新築で梁見せ天井のリビングをお考えの方に、メリットやデメリットを解説します。

梁見せ天井でおしゃれな暮らしを楽しむためのポイントについてもご紹介しましょう。

 

梁(はり)って何?

梁とは、家の柱の上に水平に渡された構造体で、2階の床や屋根を支え、地震の揺れを抑えるなど重要な役割があります。

「梁見せ天井」では、通常は天井で隠れている梁をあえてむき出しにして、おしゃれなインテリアとして取り入れることが可能です。

 

梁見せ天井をつくるには「あらわし梁」と「化粧梁」の2種類の方法があります。

 

あらわし梁:構造体の梁をあえて見せて部屋のインテリアに利用するもの

化粧梁:建物の構造とは関係のない梁を装飾のために天井に貼り付けたもの

 

こちらでは、梁見せ天井(あらわし梁)のメリットとデメリットを確認していきましょう。

 

梁見せ天井にするメリット

梁見せ天井にするメリットには「高さを利用した広い空間」「木材のもつ温かみ」「木材を活かしたデザイン」があります。

 

天井が高くなる

 

構造体の梁を見せる「あらわし梁」であれば、部屋が上に抜けた空間になり、天井が高く開放的なイメージになります。

平屋や2階建て住宅の2階部分に利用可能で、窓をつけると採光や通風にすぐれた部屋になるでしょう。

 

木の温かみがある

 

自然素材の木を見ていると木材の温かみを感じたり、木の年輪に長い時間を生き抜いてきた力強さを感じたりしませんか。

梁見せ天井であれば、部屋の中に無垢材の自然の温かみや力強さを感じ、リラックス効果が期待できます。

 

個性的なデザインになる

 

梁見せ天井は、個性的でおしゃれなデザインの内装を求められる方におすすめです。

天井が上に抜けていると開放的でモダンな雰囲気になりますし、シンプルで無機質な部屋を2つと同じデザインのない木材がナチュラルでおしゃれな空間にしてくれるでしょう。

 

鉄骨の梁であれば、木目シートを張り付けて梁見せにすることも可能です。

 

梁見せ天井にするデメリット

梁見せ天井にするデメリットには「お掃除の手間」「冷暖房効率」「照明設計」「梁のひび割れ」があります。

 

お掃除が大変になる

 

梁が高い位置にあるため、梁や取り付けた照明のお掃除が大変になります。

梁や照明にたまったホコリを取るためには、伸縮式の高所用モップを用意しておきましょう。

また、電動昇降式の照明を採用すると設置のコストはかかりますが、お手入れが楽になり清潔感をキープできます。

 

冷暖房効率が悪くなる

 

梁見せ天井の場合、天井が抜けてスペースが広くなるため、冷暖房効率が悪くなります。

部屋が適温にならず光熱費も上がると「あらわし梁の天井にしなければよかった」と後悔することにもなりかねません。

 

シーリングファンで空気を循環させたり、冬の寒さ対策に床暖房を設置するのもよいでしょう。

また、断熱性や気密性を高め、建物の住宅性能を重視してください。

 

照明設計が難しくなる

 

天井が高いと照明を設置する場所が限られ、照明の明るさを確保するのにも工夫が必要です。

 

梁見せ天井では、いくつかの照明を組み合わせて照明設計しなければなりません。

ダウンライトやスポットライト、シーリングライトやペンダントライトを活用しましょう。壁のブラケットライト、床のフロアライトを利用するのもよいアイデアです。

 

梁のひび割れが気になる

 

無垢材の梁であれば、経年劣化や乾燥でひび割れをおこし、その見た目の印象がよくないという方もあります。

自然乾燥によるひび割れを「干割れ」と呼び、干割れは建物の強度には影響しません。

 

木材を接着剤でくっつけた集成材であれば、乾燥による変形が少なく干割れの心配はありませんが、シロアリが発生する可能性が高いので注意が必要です。

 

木の花ホームでは、強度、抗菌性、防虫性にすぐれた天然無垢材の桧を構造体に使用しています。

独自開発された乾燥技術でJAS(日本農林規格)の厳しい基準をクリアしており、歪みや割れに強く、防虫性も高いため安心です。

 

梁見せ天井でおしゃれな暮らしのポイント

梁見せ天井でおしゃれな暮らしを実現するうえで注意したいポイントは「インテリア設計」「省令準耐火構造」「断熱設計」です。

 

インテリア設計

 

おしゃれなリビングにするためには、見せる梁と照明や家具などのインテリアをトータルで空間コーディネートをするのがコツです。

天井の梁とクロスや床の「色」や「テイスト」を統一したり、色のコントラストを自由に楽しむのもよいでしょう。

 

省令準耐火構造

 

省令準耐火構造とは、フラット35をはじめとする住宅ローンを提供する住宅金融支援機構が定める住宅の防火性能基準です。

この基準をクリアすると火災保険や地震保険の割引が適用されます。

 

梁見せ天井は壁や天井を石膏ボードで覆うという省令準耐火構造の基準を満たせず、各種保険の割引対象とはなりませんので注意してください。

 

この基準を満たしたい場合には、普通の天井に化粧梁を取り付けるタイプの梁見せ天井がおすすめできます。

このタイプなら、天井があるため冷暖房効率もよく光熱費が抑えられる点もうれしいポイントです。

 

断熱設計

 

あらわし梁の梁見せ天井の場合には、断熱性や気密性など住宅性能を重視した家づくりをしましょう。

住宅性能を高めることで、天井が高くても室内を夏でも冬でも適温に保つことができます。

 

断熱性・気密性など高い住宅性能の家を新築するにあたり、国の補助金が利用できることをご存じでしょうか。

省エネ化された質の高い住宅取得を国が支援する「子育てエコホーム支援事業」の補助金が活用できます。

子育て世帯や若者夫婦世帯を対象としており、長期優良住宅なら100万円/戸、ZEH住宅なら80万円/戸が補助されます。

令和6年3月下旬ごろから交付申請開始予定となっていますので、ぜひご検討ください。

 

参考:国土交通省「子育てエコホーム支援事業の概要」

 

おしゃれな梁見せ天井の実例

 

当社のおしゃれな梁見せ天井の実例をご紹介します。

「あらわし梁」と「化粧梁」の梁見せ天井の事例です。

 

梁が吹き抜けのアクセントになったリビング

存在感のあるあらわし梁を活かした梁見せ天井です。

吹き抜けのアクセントにもなっており、上に抜けた開放的なリビングになりました。

梁やクロス、照明を明るい色でまとめています。

 

木のぬくもりに包まれたモダンなリビング

白い天井に明るめの化粧梁がアクセントになっています。

フローリングと小上がりの天井のテイストを合わせ、木材をたっぷり取り入れた和モダンなリビングです。

化粧梁であるため、広いリビングでも冷暖房効率がよくお財布にもやさしい設計です。

 

まとめ

 

今回のコラムでは、梁見せ天井にするメリットやデメリットを見てきました。

おしゃれで快適な暮らしをするためには「インテリア設計」「耐火基準」「住宅性能」が大切なポイントです。

 

梁見せ天井の当社の施工事例もご参考に、ぜひ理想的なこだわりの家づくりをしてみてください。

 

木の花ホームでは、長年の建築経験や豊富な技術をもとに、住みやすい家づくりをご提案しています。

快適性だけでなく省エネで、長持ちする住まいに定評があります。

 

栃木に根ざし、地域に密着した土地を活かす家づくり。

お客様のライフスタイルに寄り添って、人生を豊かにするため、人にも建物にも優しい家づくりをしています。

 

注文住宅のマイホームをお考えでしたら、大工が支える木の花ホームにぜひ一度お気軽にご相談ください。

 

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