【新築】ダウンライトの照明設置のポイント|後悔しやすい点についてもご紹介
新築でおしゃれな家にするためにダウンライトをお考えの方も多いでしょう。
ダウンライトは、設置して後悔してもやり直しが難しい照明です。
こちらの記事では、ダウンライトでおしゃれな空間にする設置のポイントを解説します。
後悔しやすい点や施工事例についてもご紹介しましょう。
目次
ダウンライトとは?
ダウンライトとは、天井に光源を埋め込んだ照明です。
天井から出っ張るものがなく、部屋の高さを活かして、広くおしゃれな空間になります。
照明器具にホコリがたまらず、お手入れが簡単であるのもうれしいポイント。
ただし、設置して後悔することもありますので注意が必要です。
ダウンライトをつけて後悔したこと4選!
ダウンライトをつけて後悔しやすい例を見ていきましょう。
後悔しやすいポイントは「明るさ」「交換の手間や費用」「模様替えのしにくさ」「まぶしさ」です。
明るさが足りない
ダウンライトをつけると、光が当たる場所と当たらない場所ができます。
明るい場所と暗い場所との陰影で、空間がおしゃれに見えますが、手元が暗く見えにくいというデメリットもあります。
勉強や調理などのスペースでは、1つのダウンライトで作業に必要な明るさをとるのは難しいでしょう。
交換に手間がかかる
ライトの交換の手間や費用についても、新築時に知っておく必要があります。
ダウンライトには、交換型と一体型があります。
交換型であれば、ライトが切れた場合に自分で交換できますが、一体型であれば業者に依頼して器具ごと交換しなければなりません。
費用も、1つであればそれほど高額でなくても、複数のライトを交換するとなると高額になるでしょう。
LEDのライトの寿命は約40,000時間とされますが、多くは8年〜10年で交換時期がきます。
メンテナンスの時期やランニングコストについても考えておいてください。
模様替えがしにくい
最初に配置した家具に合わせてダウンライトを設置した場合には、模様替えをすると部屋の使い勝手が悪くなるかもしれません。
ダイニングテーブルやテレビなどにピンポイントで照らす照明をつけた場所に、模様替えでその場所にソファなどを置くと、明るすぎてリラックスできないのです。
将来的な模様替えにそなえて、ダウンライトの光の強さや向きの調整についても考えておきましょう。
まぶしすぎる
リビングや寝室など寝転ぶ場所では、ダウンライトの配置に注意しなければなりません。
寝転んでダウンライトの光が、直接目に入るとまぶしすぎるからです。
夜間の車の運転中に、対向車のまぶしいヘッドライトを直視して、物が見えにくくなった経験はないでしょうか。
不快感や物の見えづらさを感じるようなまぶしさを「グレア」と呼びます。
寝転んだ時に直接光が目に入らない照明の配置にしたり、グレアレスの商品を選んでみてください。
新築のダウンライト設置のポイント
新築のダウンライト設置のポイントをご紹介します。
後悔しないためには「ダウンライトの種類」「照明の明るさ」「空間とのバランス」「照明の組み合わせ」について知っておきましょう。
ダウンライトの種類
ダウンライトは、光の向きや広がり方に注意して、部屋にあったものを選ぶことが大切です。
ダウンライトには、一般的な「ベースタイプ」と、光の向きを変えられる「ユニバーサルタイプ」の2種類があります。
用途での使い分けをしたり、将来的な模様替えをしたりするにはユニバーサルタイプがおすすめです。
また、照明の光の広がり方にも注目してください。
・集光タイプ:光の幅が狭く、真下をピンポイントで照らす
・拡散タイプ:光の幅が広く、空間全体を照らす
カウンターやテレビ、絵画などを部分的に照らしたいのか、部屋全体を明るくしたいのかで使い分けが必要です。
照明の明るさや色
快適な空間にするためには、照明の明るさや色も大切なポイントです。
ダウンライトの埋め込み穴の大きさはφ(ファイ)という単位で表します。
100φのダウンライトが多く使われ、埋め込み穴の直径は100mmです。
開口部の穴が大きいほど明るくなり、部屋の広さに合わせた大きさを考えましょう。
また、光の色についても考えておかなければなりません。
リラックスしたい場所には、薄いオレンジの電球色、勉強や作業など集中したい場所には、白く明るい昼白色を選ぶと良いでしょう。
今のLED照明には、調光や調色機能がついたものが多く販売されています。
シーンに応じて、光の強さや色を変えられる機能付きのものを選択しておくと安心です。
空間とのバランス
おしゃれと実用性を兼ね備えた部屋にするためには、照明と部屋の空間とのバランスが大切です。
部屋の広さに合わせて、ダウンライトの埋め込み穴の大きさ、数を検討してみてください。
一帖に40~60ワットのペンダントライトを1灯つけるのが目安です。
また、ダウンライトの器具の枠部分を「トリム」と呼びます。
トリムには、白、黒、シルバー、木目などのデザインがあり、お部屋の雰囲気に合うものを選びましょう。
照明の組み合わせ
1つのダウンライトでは、部屋全体をで明るい空間にはできません。
ペンダントライト、スポットライト、スタンドライト、シーリングライトなど複数の照明を分散して組み合わせると、使いやすい快適な部屋になります。
照明を分散して配置する方法で、生活シーンに合わせて必要な範囲だけそれぞれ照らすことが可能です。
また、ワット数を抑えた照明を使うことで、高い省エネ効果の期待もでき、お財布にもやさしい照明となるでしょう。
ダウンライトの施工事例
ダウンライトは、リビング、ダイニング、キッチンや玄関などに多く使われます。
天井からの出っ張りがないため、空間を広く使え、トイレやクローゼット、ロフトなど狭く天井の低い空間にも適しています。
当社のダウンライトの施工事例をご紹介しましょう。
ペンダントライトと組み合わせたLDK
ペンダントライトとダウンライトを組み合わせて、LDKが一体感のある広い空間になりました。
天井の梁やリビングの柱などがダウンライトで照らされ、陰影のあるおしゃれな住まいです。
広く落ち着いたキッチン
複数のダウンライトを取り付けて、スッキリと落ち着いた印象のキッチンです。
調理の作業に十分な明るさや、たっぷりの収納を確保して使いやすさにもこだわっています。
天井の低いロフト
ロフトやクローゼットなど狭い空間にも、ダウンライトは最適です。
明るいロフトなら、収納としても小部屋としても快適に使えるでしょう。
天井が低くても、ダウンライトであれば、照明に頭をぶつける心配もありません。
まとめ
こちらのコラムでは、新築でダウンライトを設置する際のポイントを解説してきました。
ダウンライトは「明るさ」「交換の手間や費用」「模様替えのしにくさ」「まぶしさ」といった理由で後悔するケースもあります。
快適な照明にするためにも「ダウンライトの種類」「照明の明るさ」「空間とのバランス」「照明の組み合わせ」について、こちらのコラムを参考にしてください。
照明の演出によって、家族でくつろぎ、だんらんできる住まいになります。
ダウンライトをうまく使って、理想の家づくりをしてみてください。
木の花ホームでは、長年の建築経験や豊富な技術をもとに、住みやすい家づくりをご提案しています。
快適性だけでなく省エネで、長持ちする住まいに定評があります。
栃木に根ざし、地域に密着した土地を活かす家づくり。
お客様の暮らしに寄り添って、人生を豊かにするため、人にも建物にも優しい家づくりをしています。
注文住宅のマイホームをお考えでしたら、大工が支える木の花ホームにぜひ一度お気軽にご相談ください。