【栃木市の注文住宅】おしゃれな造作本棚づくり|特徴やシステム収納についても解説
部屋にいつかのために積読(つんどく)している本はありませんか。
文庫本や雑誌などが整理されていないと、部屋は雑然とした雰囲気になります。
この記事では、本をすっきり収納できる造作本棚のつくり方について解説します。
置き家具やシステム収納についてもご紹介します。
目次
造作本棚とは?
造作(ぞうさく)本棚とは、部屋の壁や床に固定したつくり付けの家具です。
読み終わっても手元に置きたい本、これから読もうと思っている本、何度も出し入れして使う本など、たくさんの本を使いやすく収納できます。
造作本棚は、木材を購入してDIYでも設置できますが、新築時に設計すると、部屋の床や壁とトータルでコーディネートできます。
床から天井までの高さを利用した、部屋にぴったりの造作本棚は注文住宅の楽しみの一つです。
造作本棚の特徴
家族がいつでも使いやすい本棚をつくるには、さまざまな方法があります。
造作本棚なら、部屋の空間を最大限に活かし、家族にジャストフィットの本棚がつくれます。
ただし、初期費用がかかるなどデメリットもあり、造作本棚の特徴を知っておくことも大切です。
造作本棚のメリット
造作本棚には次のようなメリットがあります。
・空間の無駄がない:床から天井まですき間がなく、ぴったりサイズの本棚をつくれ、デッドスペースが生まれません。天井と本棚の間にすき間がないため、ホコリがたまらず、お手入れもラクになります。
・蔵書に合わせられる:家族の蔵書に合わせて、本棚の高さや奥行きを自在に設計できます。
・転倒の心配がない:造作本棚は、床や壁に固定されるため、地震などでも転倒の心配がありません。
造作本棚のデメリット
造作本棚のデメリットは次のとおりです。
・初期費用がかかる:材料費や設計費、施工費などの初期費用がかかり、既製品の置き家具の本棚よりも費用が高くつきます。
・収納設計の手間がかかる:家族に合わせた本棚をつくる際には、本の量や大きさを考え、設計をする手間があります。
また、オーダーメイドは事前に現物を見ることができず、カタログや図面をもとにイメージをふくらませなければなりません。
・移動や撤去ができない:家族の生活に合わせて模様替えをする場合でも、造作本棚は移動や撤去ができません。
家族の本の量や種類が変わると、本棚のニーズも変わり、将来の家族の変化にも対応できる本棚であると安心です。
置き家具の本棚やシステム収納
引用:大建工業株式会社
新築の家の本棚には、造作本棚をつくる、置き家具やシステム収納を設置するという選択肢があります。
ここでは、置き家具の本棚やシステム収納についてご紹介します。
置き家具の本棚
IKEAやdinos、無印良品などの本棚やスタッキングシェルフなど、市販の置き家具を検討される方も多いでしょう。
サイズがそろったマンガや単行本をたくさん収納したい場合には、奥行きが14cmとコンパクトで収納力がある置き家具の本棚もあります。
高さをおさえたカラーボックスなら、小さなお子さんでも絵本を取り出しやすく、また成長にあわせて気軽に模様替えも可能です。
また、テレビボードと本棚などいくつかのパーツを組み合わせて、さまざまなバリエーションの壁面収納をつくることも可能。
カラーやデザインも豊富にあり、木目調でフローリングなど部屋のイメージに合わせることもできます。
ただし、造作本棚とは違い、置き家具の本棚は地震の際には転倒の恐れがあります。
L字金具、つっぱり棒、粘着マットなどを使って、しっかり天井や壁に固定してください。
建具メーカーのシステム収納
ダイケンやパナソニック、LIXILなどさまざまな建具メーカーが販売するシステム収納を検討される方もあるのではないでしょうか。
テレビボード、本棚、デスク、衣装ケース、掃除道具入れなどいくつかの収納パーツを組み合わせて壁面収納を設計できます。
シンプルな部材を組み合わせると、簡単に機能的でスタイリッシュなイメージの本棚が出来上がります。
ミリ単位での注文ができ、さまざまなデザインでお部屋にぴったり合わせた本棚をつくることも可能。
また、穴をあけることのできない石こうボードやRC壁にも固定でき、震度7の地震にも耐えられる商品なら、災害の際でも安心です。
おしゃれな造作本棚をつくる3つのポイント
本棚づくりで、お部屋の大きさやデザインにぴったりあった置き家具やシステム収納を見つけるのは至難の技です。
ジャストフィットを求めるなら、収納したい本の量や大きさに合わせて、造作本棚の設置がおすすめです。
快適でおしゃれな造作本棚をつくるためには、いくつかのポイントがあります。
本棚のサイズ、棚の設置方法、インテリアの工夫といった3つのポイントをご紹介します。
ポイント1:整理しやすいサイズ
収納したい本が文庫本や単行本ばかりであれば、本棚の高さをそれほど気にする必要はありませんが、本の種類によっては高さの設計が重要です。
大型の絵本や図鑑、図録などが多い場合には、棚の高さをしっかり想定しておきましょう。
A4サイズの本を収納するなら、高さ300㎜、奥行き280㎜が必要です。
A4サイズのファイルやバインダーを収納するなら高さ320㎜を確保しておきましょう。
また、収納力を上げるために本棚の奥行きを広げると、スペースにゆとりがない場合、かなりの圧迫感があります。
お部屋のサイズも考慮して、使いやすい造作本棚の設計をしてください。
ポイント2:棚の設置方法
本は1冊ごとに色や質感、高さもちがうため、適当に本棚に詰め込むとごちゃごちゃした感じになります。
リビングでスッキリと本を整理したいなら、本の高さを合わせて収納するのがコツです。
本は子どもの成長によって、大型絵本や文庫本、塾のテキストなどさまざまな高さのものが増えます。
棚受けレールやダボ穴で設置する可動棚を取り入れると、本に合わせて本棚の高さを調整でき安心です。
ただし、すべてを可動棚にすると、本棚全体の統一感がなくなり、雑然としたイメージになります。
造作本棚を設計する際には、固定棚と可動棚をバランスよく取り入れましょう。
また、本棚はひんぱんに掃除をする場所ではなく、ホコリがたまりやすい場所でもあります。
本棚の一番下の段を造作で少し底上げしておくと、床のホコリが入りにくく、清潔感を保てます。
ポイント3:インテリアの工夫
おしゃれな造作本棚をつくるなら、床や家具、壁の色や質感に合わせた材質選びも重要です。
壁面全体の本棚をつくる場合には、面積が広く、本棚で部屋全体の印象が変わるため、暗くなりすぎないように注意してください。
また、本を収納する場合には、重い大型の本をできるだけ下の棚にまとめると圧迫感が生まれません。
見せる収納を意識するなら、本をつめこみすぎない、本の上に本を置かないなどの工夫も必要です。
空間に余裕を持たせ、雑貨や置時計、写真やグリーンなどを飾ると素敵なインテリアに仕上がります。
まとめ
この記事では、おしゃれな造作本棚のつくり方を解説しました。
本は工夫して収納しないと部屋が雑然としたイメージになりかねません。
おしゃれで使いやすい造作本棚をつくるためには、本の量や大きさを把握しておくことがとても大切です。
置き家具やシステム収納も活用できますが、造作本棚は注文住宅ならではの楽しみの一つ。
家族の成長に合わせて、調整できるものにしておくと、後悔することもありません。
インテリアの工夫もご参考に、おしゃれで素敵な住まいを実現してください。
木の花ホームでは、長年の建築経験や豊富な技術をもとに、住みやすい家づくりをご提案しています。
お客様の暮らしに寄り添って、人生を豊かにするため、人にも建物にも優しい家づくりをしています。
注文住宅のマイホームをお考えでしたら、大工が支える木の花ホームにぜひ一度お気軽にご相談ください。