【栃木市の注文住宅】南向き玄関のつくり方|特徴や注意点、風水についても解説
南向き玄関は、明るく住みやすいイメージがあり、不動産を選ぶ際にも注目されます。
日本には四季があり、台風や梅雨による住まいの湿気やカビの問題もあるため、日当たりが重視されるからです。
この記事では、南向き玄関の特徴や注意点を解説します。
また、運気を上げる風水についてもご紹介します。
目次
南向き玄関とは?
家の第一印象を決める玄関は、明るく開放的な空間にしたいと思われませんか。
南向き玄関は、一年を通して日当たりがよく、快適な暖かい空間になります。
また、日が差し込む時間が長く、昇る陽を取り込む南側は風水でも縁起がよいとされています。
ただし、南向き玄関にすると、住まいの間取りや外構に制限が生まれる可能性もあり、注意が必要です。
南向き玄関の4つのメリット
南向き玄関が好まれるのは、住み始めてからの快適性に関係します。
「玄関の明るさ」「湿気やニオイ」「家の周囲の管理」「風水」の点から4つのメリットを解説します。
メリット1:明るい玄関になる
南向きは一日を通して、もっとも日があたる時間の長い方角で、玄関に効果的に日差しを取り込むことが可能です。
自然の光によって、明るく開放的な玄関をつくることができるのは、南向き玄関の大きなメリットです。
明るい玄関なら、自然の光で生活リズムが整いやすく、ストレスが解消され精神的にも安定します。
また、冬場の北向き玄関は暗く、底冷えしやすい環境になりますが、南向き玄関であれば冬場でも日光である程度暖まり、光熱費も抑えられます。
メリット2:湿度やニオイの心配が軽減する
玄関は家族が一日履いた靴や、雨の日には濡れた傘なども置く場所で、湿気やニオイが気になる場所です。
湿気やカビの問題は、玄関だけでなく家の建物の耐久性にも関わり、軽視できません。
南向き玄関なら、長時間日差しが差し込んで、通気性をよくすれば、玄関の湿気を乾燥させ、雑菌やカビの繁殖も抑えられます。
メリット3:家の周囲の管理がラクになる
雪の多い地域であれば、雪解けの早さは生活のしやすさに直結します。
南向き玄関は玄関ポーチも南道路に面しており、日のあたる時間が長く、雪解けが早いため雪かきの負担が軽減されます。
また、植物の成長に欠かせない日当たりがよいため、玄関前の植物もいきいきと育てることが可能です。
日当たりが悪いと、植える植物も限定されますが、南向きならさまざまな植物を植えて、緑にあふれた理想の玄関にできます。
メリット4:風水的に方角がよい
家は毎日の生活に密接にかかわる場所であり、家を建てる際には家族の幸運のために、玄関設計に風水や家相を取り入れる方もいます。
玄関は内と外をつなぐ風水的にも重要な場所で、とくに金運にかかわるとされています。
南向き玄関は、陽の気を取り込むことができ運気アップも期待される場所です。
ただし、南西や北東の鬼門や、家の中心から南北に引いた正中線上は避けた方がよいでしょう。
さまざまなアイテムのカラーにもこだわると、外から入ってくるエネルギーをサポートしたり、ブロックをしてくれます。
南向き玄関におすすめのカラーは、ブルー、ピンク、ラベンダーで、火の気を強めるレッドは避けるのが無難です。
さらに、玄関には清潔な綿や麻の天然素材の玄関マットをしくのがおすすめ。
玄関の正面に鏡を置くと悪い気にくわえて、良い気も跳ね返してしまうため、よくありません。
玄関に鏡を置くなら左側に設置し、開運によいとされる八角形の「八卦鏡(はっけきょう)」を置くのもよいでしょう。
参考:日本文芸社「眠れなくなるほど面白いヤバい風水」
南向き玄関の4つのデメリット
南向き玄関にはいくつかのデメリットもあります。
「玄関が高温になりやすい」「玄関が劣化しやすい」「間取りづくりが難しい」「外からの視線が気になる」といった4つのデメリットを解説します。
デメリット1:玄関が高温になりやすい
南向きの玄関は、夏場には日が長時間差し込み、玄関の気温が上昇しやすく高温になるのがデメリット。
熱気がこもり、玄関での作業がしにくくなります。
また、玄関ドアにも直射日光が当たる時間が長く、ドアノブが熱くなるリスクもあります。
デメリット2:玄関回りが劣化しやすい
玄関ドアや玄関土間が、日光の紫外線によって劣化するのも南向き玄関のデメリットです。
玄関ドアが色あせしたり、塗装がはがれたり、外気との温度差によってドアが反りかえって開け閉めしにくくなることもあります。
また、土間のコンクリート部分も日光で乾燥や温度変化がおこり、築年数が浅くてもひび割れてくることもあります。
デメリット3:間取りづくりが難しい
新築の家づくりをするなら、太陽の光をうまく取り込んで自然の明るさや暖かさを利用したいと考えるものです。
南向き玄関にすると、洗濯物干しスペースや庭などを南向きに設置しにくくなります。
同様に、リビングやダイニングを南側に大きくとる間取りづくりも難しくなります。
また、南向き玄関に大きな収納を設けると、日当たりのよい場所が収納ばかりになってしまい後悔するかもしれません。
動線にも配慮し、日当たりのよい場所への居室の配置など、優先順位を考えておくことが大切です。
デメリット4:外からの視線が気になる
南向き玄関には、採光性を高めるために窓を設置するケースも多いでしょう。
窓は光を効率的に取り入れられますが、道路からの視線などプライバシー面には配慮が必要です。
外からの視線を気にして目隠しばかりを気にしていると、開放感が得られません。
高めの位置の窓や、外構で目隠しできるフェンスの設置など、外からの視線をさえぎりプライバシーを守る対策をしましょう。
快適な南向き玄関をつくるための注意点
快適な南向き玄関をつくるためには、3つの注意点があります。
「日射コントロール」「土地活用」「玄関の断熱性」の点から解説します。
日差しをさえぎる工夫をする
南向き玄関の日光による温度上昇や、玄関回りの劣化を防ぐためには、直射日光をさえぎる工夫が必要です。
玄関ポーチに庇や屋根、オーニングやアウターシェードを取り付けると、日射をコントロールできます。
また、玄関周囲に樹木を植えると、グリーンで直射日光をさえぎることもできます。
土地の環境を活かす
家の入り口である玄関に風水や家相を取り入れる場合、これらを気にしすぎると思い描く理想の間取りにはならないものです。
風水や家相を取り入れる場合でも、玄関の鬼門だけは避けたいなど、ほどよく取り入れるのがおすすめです。
優先順位を決め、土地の形や周囲の環境を十分に活かした間取りづくりをしましょう。
南向き玄関にしたいなら、東西に長い土地を選んだり、中庭をつくりコの字に建物を配置すると、南面を増やして理想の間取りづくりができます。
断熱性の高い玄関にする
玄関を快適な場所にするには、玄関の断熱性を高めることもとても大切です。
南向き玄関に断熱性の高い玄関ドアや窓をつけると、日光の影響で玄関が高温になる心配もありません。
また、玄関土間のコンクリート部分の断熱性も重要です。
玄関の断熱性にこだわると、夏の暑さも冬の寒さも和らぎ快適な玄関になります。
玄関が暑さや寒さで劣化することも防げるため、家の耐久性も高まり安心です。
まとめ
今回のコラムでは、南向き玄関の特徴や注意点を解説しました。
南向きは、自然光をたっぷり取り込んで、明るく開放的な玄関になります。
一方で、直射日光によって玄関が高温になる、玄関が劣化するといったデメリットもあります。
快適な玄関にするには、日射をうまくコントロールし、断熱性の高い玄関をつくるのがポイントです。
また、風水によいカラーやアイテムもご参考に、快適な家づくりをしてください。
木の花ホームでは、長年の建築経験や豊富な技術をもとに、住みやすい家づくりをご提案しています。
お客様の暮らしに寄り添って、人生を豊かにするため、人にも建物にも優しい家づくりをしています。
注文住宅のマイホームをお考えでしたら、大工が支える木の花ホームにぜひ一度お気軽にご相談ください。