玄関に手洗いをつけて後悔!?特徴やおしゃれのコツを解説
近年、感染症が拡大したことから、家庭での手洗いの重要性が再認識されています。
新築住宅においても、玄関に手洗い場を設けるご家庭が増えました。
この記事では、玄関に手洗い場を設置するメリットやデメリットを解説します。
おしゃれな玄関手洗いの施工事例についてもご紹介します。
この記事のポイント
- 玄関に手洗いをつけるメリット・デメリットを解説します。
- 手洗いを設ける際の注意点を説明します。
- おしゃれな玄関手洗いの施工事例をご紹介します。
目次
玄関に手洗い場をつける3つのメリット
玄関に手洗い場を設ける一番のメリットは、家庭内の衛生面を保てることです。
また、来客時や身支度にも便利で、多目的に使えます。
メリット1:感染症予防ができる
家庭内で感染症が広がる原因の多くは、ドアノブ、トイレ、洗面所など家族共用部分の接触によるものです。
玄関に手洗い場があれば、外出先で付着した細菌やウイルスを洗い流し、家の中に持ち込むリスクが軽減されます。
とくに風邪などの原因となるウイルスは、手で食事をすることで身体に取り込まれ、体内で増殖します。
小さいお子さんが、手洗いをしないまま家のさまざまなものに触れると、家庭内での感染が広がるのです。
玄関に手洗い場を設置する一番のメリットは、家庭で感染症予防ができることです。
メリット2:来客の手洗いに使える
玄関やリビングまでの廊下に手洗い場があれば、来客の手洗いにも利用できます。
洗面所は、ドライヤーや歯ブラシ、髭剃りなどたくさんのものが置いてあり生活感が出やすい場所です。
また、雨の日には洗濯物が山積みになっていることもあるでしょう。
玄関に手洗い場があれば、洗面所を来客時に慌てて片づける必要もなく、お客様に生活感を見られないというメリットもあります。
メリット3:身支度ができる
玄関は家の内側と外側をつなぐ場所で、外出前に玄関で身なりの最終チェックができれば安心です。
玄関の手洗いに鏡を設置すれば、身なりを整えて気持ちよく外出できます。
また、家族が多い場合には洗面所が込み合い、使いにくいこともあります。
玄関の手洗いは、洗面所として使ったり、玄関やアプローチの掃除、植物の水やりに使うことも可能です。
玄関に手洗い場をつける3つのデメリット
玄関に手洗い場を設置すると、手間や使い勝手で後悔するケースもあります。
快適な手洗いにするためには、デメリットについても知り、対策しておくことが大切です。
ここでは、掃除の手間、設置コスト、設置スペースの3つのデメリットをご紹介します。
デメリット1:掃除の手間がかかる
玄関に手洗い場は、水はねや水回りのニオイが発生するため、こまめなお掃除が必要で、毎日の掃除場所が増えます。
玄関の床面に水滴でシミが付いたり、濡れた状態が続くと腐食するリスクもあり、お掃除が欠かせません。
また、風水的にも玄関の湿気は厳禁で、水はねなどをふき取り、清潔感を保つことが大切です。
壁や床に防水性の高い素材のものを選んで工夫すれば、お掃除の手間がグッと軽減されます。
デメリット2:設置コストがかかる
玄関に手洗い場を1つ増やすことで、追加の設置コストがかかることには注意しなければなりません。
新たに玄関の壁や床に管を通し、給排水管工事の費用が必要となるからです。
玄関の手洗い設置には、カウンターの設置の有無、手洗いボウルのメーカーやグレードにもよりますが、10万円〜20万円の費用がかかります。
デメリット3:設置スペースがいる
玄関の手洗い場には、玄関まわりに広いスペースが必要となり、家の間取りに制限がでる可能性があります。
1階の限られたスペースで、生活しやすい動線や居室の間取りを考えなければならないからです。
帰宅時の手洗いに使用目的を限定するなら、省スペースのコンパクトなものを選ぶと良いでしょう。
手洗い場の広さにくわえて、リビングまでの動線も考慮し、設置場所を検討することが大切です。
玄関に手洗い場をつける際の注意点
快適な玄関の手洗い場にするには、いくつか設計の注意点があります。
収納設計、お湯の使用、断熱性といった3つの注意点をご紹介します。
収納設計を考える
玄関に手洗い場を設置するなら、その用途を明確にしておきましょう。
手洗いだけに使用するのか、洗面所としても使用するのかによって、必要な収納量が変わるからです。
洗面にも使用したいなら、タオルやソープ、歯ブラシのストックなどを収納できるようにしておくと便利です。
収納棚にパネルをつけることで、無機質な配管を隠す効果もあります。
また、スペースが許すなら、玄関手洗いの近くにコートや鞄が置ける収納をつくるのもおすすめです。
帰宅してから服や荷物を置き、手洗い、居室への移動と生活動線がスムーズになります。
お湯の使用を考える
冬場に外から帰った時には、温かいお湯で手を洗うとホッと安心しませんか。
玄関の手洗いには、お湯を出せる混合栓も使用できますが、一般的には水のみが出る単水栓が使用されます。
玄関の手洗いから給湯器の距離が遠いと、お湯が出始めるまでに時間がかかってしまうからです。
お湯を使用したい場合には、小型の電気温水器を設置することもできます。小型電気温水器の寿命は10年ほどです。
また、水栓に触れずに手洗いできる自動水栓を検討される方もいるでしょう。
電気温水器や自動水栓は、設置コストや故障時の修理コストがかかるため、コストパフォーマンスを考えて設置を検討してください。
玄関の断熱性を高める
冬に外から帰ってきて、寒い玄関で手洗いをしなければならないと、毎日の手洗いがおっくうになってしまうのではないでしょうか。
玄関は、外の気候変化に左右されず、家の中を快適な室温に保つための重要な場所でもあります。
玄関の断熱性を高めると、玄関が快適なだけでなく、リビングなどの居室空間も適温をキープできるからです。
省エネ効果も高く、光熱費にも大きく影響するため、新築の家を建てるなら、断熱性や気密性の高い家づくりがおすすめです。
住宅の耐久性、耐震性、バリアフリー性などが認定された「長期優良住宅」や、断熱性の高い省エネ住宅「ZEH」には国の補助金も活用できます。
高い基準のクリアが必要となりますが、子育て世帯や若者夫婦世帯に適用される支援をぜひご活用ください。
参考:国土交通省「住宅省エネ2024キャンペーン 子育てエコホーム支援事業」
玄関手洗いのおしゃれな施工事例
当社のおしゃれな玄関の手洗いの施工事例をご紹介します。
手洗いは、ボウルやカウンター、パネル選びがとても重要です。
おしゃれさと機能性をそなえもった快適な玄関の手洗いを参考にしてください。
ボウルがアクセントの手洗い
玄関の手洗い場は、ボウル選びがアクセントになります。
シンプルなもの、デザイン性の高いものなどのお好みと、ボウルの機能性を考えることも重要です。
こちらは、ボウルに深さがあるため、水はねしにくく、お手入れもラクになります。
また、大きめの丸い鏡も設置して、外出前の身なりのチェックもできます。
丸い鏡は、風水では金運や対人運を高めると言われ、玄関の運気アップにもおすすめアイテムです。
カントリー調カウンターの手洗い
カウンターにタイル素材を使用し、光沢感がありシンプルでおしゃれな手洗いです。
手洗いは、常に水を使用するため、耐水性や通気性も重要ポイント。
タイル素材は、耐水性がありお手入れも簡単で、水回りによく使用されます。
また、カントリー調の水栓でクラシックなデザインにまとめました。
まとめ
この記事では、家庭での感染症対策にも効果的な、玄関の手洗い場のつくり方を解説しました。
玄関の手洗いは、設置スペースやコスト、お掃除についても考慮することが大切です。
快適な空間にするためには、収納、お湯の使用、断熱性についても、合わせて検討してください。
木の花ホームでは、長年の建築経験や豊富な技術をもとに、住みやすい家づくりをご提案しています。
快適性だけでなく省エネで、長持ちする住まいに定評があります。
栃木に根ざし、地域に密着した土地を活かす家づくり。
お客様のライフスタイルに寄り添って、人生を豊かにするため、人にも建物にも優しい家づくりをしています。
注文住宅のマイホームをお考えでしたら、大工が支える木の花ホームにぜひ一度お気軽にご相談ください。