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スロップシンクはいらなかった?後悔する理由や設置のポイントを解説

 

子どもがスポーツで汚した服は、砂や泥を落とす場所に困りませんか。

家にスロップシンクがあれば、汚れを落とす専用の場所として使えます。

一方、スロップシンクは使いにくいと後悔するケースもあり、設置には注意が必要です。

 

この記事では、スロップシンク設置のポイントをご紹介します。

また、設置して後悔した理由についても参考にしてください。

 

 

スロップシンクとは?

参照:TOTO CO-MET商品情報

スロップシンクとは、汚れのひどいものを洗ったり、ペットのシャンプーに使える壁付けされた手洗い場です。

配管が太めで、泥やペットの毛、ゴミなどが詰まりにくいという特徴があります。

 

スロップシンクは次のようなものを洗える場所です。

・泥だらけの服や靴下、靴

・土のついた野菜や園芸道具、BBQ用品

・雑巾やモップ、バケツなどの掃除道具、エアコンのフィルター

・子どもの絵具道具や書道道具

・ペット

 

これらを洗面台で洗い、洗面ボウルが黒く汚れて後悔したことはないでしょうか。

スロップシンクを設置すると、このような汚れた物専用の洗い場として活躍します。

ただし、機能性を重視しないと使いこなせず、設置を後悔することもあります。

 

スロップシンクをつけて後悔する3つの理由

スロップシンクは、設置して後悔する例もあり十分な検討が必要です。

ここでは「設置コスト」「機能性」「汚れやすさ」から後悔する理由を解説します。

 

後悔1:設置コストがかかる

 

スロップシンクを設置するには、シンク代2万円〜7万円に加えて設置工事の費用がかかります。

給排水の配管工事や施工費を加えると10万円〜の費用を考えておかなければなりません。

費用をかけて設置したにもかかわらず、使わないデッドスペースとなると、スロップシンクはいらなかったと後悔することがあります。

 

後悔2:機能的でない

 

スロップシンクが使いにくいと、結局は洗面台やお風呂場で汚れた物を洗わなければなりません。

使いやすく快適なスロップシンクにするためには、機能性を重視しましょう。

汚れをしっかり落とせるようお湯が使用できると安心です。

 

また、作業のしやすい高さに設置することにも配慮してください。

身長に対して低すぎると、汚れのひどいものを長時間洗う際に腰に負担がかかるからです。

シンクの深さも考えて、作業しやすい高さにスロップシンクを設置することが大切です。

 

後悔3:汚れやすい

 

スロップシンクは汚れのひどい物を洗うため、シンクが汚れやすくなります。

メラミンスポンジやクリームクレンザーを使って、こまめに汚れをこすり落とし、詰まりをを取り除かなければなりません。

 

また、スロップシンクを外に設置した場合には、砂ぼこりや落ち葉などがたまり、しばらく使っていないと配管詰まりで使えなくなるケースもあります。

詰まりを取り除くのに業者を呼ぶ場合、メンテナンスの手間のデメリットを感じ、設置を後悔することになります。

 

スロップシンクを設置するポイント

住み始めてから後悔しないよう、快適なスロップシンクを設置するポイントをご紹介します。

ここでは「使用目的」「設置場所」「洗面所との兼用」の点から、3つのポイントを参考にしてください。

 

使用目的を考える

 

スロップシンクを汚れ物専用のスペースとして活用するには、事前にどのような使い方をするのかをよく考えなければなりません。

使用目的を明確にしていないと設置したものの使わず、メンテナンスの手間だけが増えて後悔するからです。

 

どのような目的で、どれくらいの頻度で使うかを考えましょう。

使用目的が決まれば、お湯の水栓、シャワーホース、ゴム栓など設備についても検討してください。

 

また、使用目的に合わせて洗剤やシャンプーを置ける棚を設置すると、より使いやすいスロップシンクになります。

 

設置場所を考える

 

スロップシンクは、使用目的によって設置場所も変わってきます。

使い方によって次のような位置に設置することを検討してください。

 

庭・ベランダ・勝手口・ガレージ:ドロのついた野菜、油汚れのひどいBBQ用品、釣ってきた魚や釣り道具、ペット

屋外に設置した場合には、砂ぼこりやゴミ詰まりに注意しなければなりませんが、ドロや油の汚れを家の中に持ち込まないというメリットがあります。

庭木の水やりなどにも使用できますが、寒い地域では配管が凍結して使えないリスクには注意してください。

 

ランドリールームや水回りスペース:泥のついた服や下着、子どもの学習用品

屋内で洗濯機の近くに設置すれば、予洗いした衣類をすぐに洗濯機に入れられます。

また、寒い冬でも、絵具道具なども家の中で洗えるため快適です。

 

洗面所との兼用を検討する

 

スロップシンクは実際には「設置スペースがもったいない」「アウトドアの趣味がない」「子どもが大きくなったら必要ない」と必要性を考える方もいます。

無理にスロップシンクを設置して後悔するよりも、スロップシンクの代わりになるものはないかと検討するのも良い方法です。

 

洗面所にスロップシンクの機能を持たせ、洗面所と兼用できるとお掃除の手間も軽減できるでしょう。

洗面所のボウルを深めのものにしたり、スペースに余裕があるなら、洗面を二つ並べる方法もあります。

一つをつけ置き洗いで使用していても、家族が困ることもなく、スロップシンクと洗面台として使い分け可能です。

 

用途を明確にし、理想の暮らしのイメージづくりをしてください。

 

おしゃれなスロップシンクにするコツ

参照:Sanwacompany online store

スロップシンクは、種類が少なく、おしゃれなものを探すのが難しい製品です。

また、サイズが大きく深さがあるため、見た目のインパクトがあります。

 

機能性ばかりを重視すると無機質な空間となり、デザイン性で後悔するかもしれません。

ここでは、スロップシンクをおしゃれにするコツについてご紹介します。

 

スロップシンクにおすすめのメーカー

 

スロップシンクは、TOTO、LIXIL、カクダイなど各メーカーからシンプルで使いやすいデザインのものが販売されています。

丸みのあるもの、逆台形のもの、四角く幅の広いものなどお好みのデザインを見つけてください。

 

使用目的や設置場所に合わせて、利用しやすい大きさや深さを確認することが大切です。

 

おしゃれなスロップシンクにする方法

 

スロップシンクは、白のものが多く、シルバーや黒のカラーもあります。

素材は、陶器やタイル、ステンレスなどが多く、お手入れのしやすいものを選びましょう。

 

スロップシンクの周囲を木目やタイルで飾り、水栓にもこだわっておしゃれなインテリアにすることもできます。

家の中に設置するなら、背面のクロスのカラーやデザインにこだわると空間がパッと華やかになります。

水をひんぱんに使うため、水に強い素材を選んでください。

 

また、多くのスロップシンクは配管がむき出しになっています。

配管を隠す棚を設置したり、シルバーの配管が目立たないよう配管カバーをつける方法もあります。

 

スロップシンクで家の中を快適に!

 

今回のコラムでは、快適なスロップシンクを設置するポイントを解説しました。

 

使い勝手の悪いスロップシンクは、せっかく設置しても後悔することにもなりかねません。

使用目的を明確にし、便利な場所に設置することが大切です

また、素材や水栓、クロスにこだわるとおしゃれなスロップシンクが実現します。

 

木の花ホームでは、長年の建築経験や豊富な技術をもとに、住みやすい家づくりをご提案しています。

栃木に根ざし、地域に密着した土地を活かす家づくりをしています。

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